特約は何を付帯すべきか
自動車保険は特約を付けることでより手
厚い補償が受けられるようになります。
しかし、どの特約が必要かは個々のニーズによります。
ライフスタイルや家族構成、もしくは何
に備えるか?によって変わるからです。
自分に合った特約を付けるためにはある程度の知識が必
要ですが、代理店の担当者に勧められるがままあれもこ
れも付けては無駄な保険を掛けることになり兼ねません。
また、特約の種類は15〜20種類と多いため、なか
なかチェックしきれないという人も多いはずです。
特約は大まかに以下のように分類されます。
・運転中の事故に備えるための特約
・自分や家族を守るための特約
・日常生活での事故に備える特約
・保険料の値上がりを防ぐ特約
・その他もしもの時に頼りになる特約
車に乗る機会が多いのであれば運転中の事故に備
える特約は必要性が高いですし、家族がいれば自
分や家族を守る特約、また日常生活での事故に備
える特約なども検討する価値があります。
自分や家族のライフスタイル、そして何を守りた
いかによって必要な特約を選ぶようにしましょう。
事故に備えたい人向けの特約
事故はいつ起こるかわからないものです。
加害者になることもあれば、被害者になることもあります。
これを付けておかないと、ひょっとしたらトラ
ブルになるかもという特約からご紹介します。
「対物超過修理費用特約」
対物超過修理費用特約とは、対物補償で賄い補いきれな
かった部分を最大50万円までカバーしてくれる特約です。
等級などの契約条件によって変わりますが、
特約保険料は月にして100円程度です。
対物保険を無制限にしたからといってすべてのケ
ースで保険金が全額支払われるとは限りません。
対物保険でカバーできるのはあくまでも時価額が限度です。
相手の車が古く(価値がない)、しかも修理代が時価額以
上になってしまった場合は不足金が発生してしまいます。
このようなトラブルを防ぐのが対物超過修理費用特約です。
この特約があれば時価額と修理代の差額を最大
50万円まで補償し、相手に支払ってもらえます。
しかし、50万円を超えた部分はどうなるのでしょうか。
これは滅多にあることではありませんが、賠償
金が対物超過修理費用特約でもカバーしきれな
くなる(50万円を超える)ことがあります。
その場合は自腹で賠償するしかありませんので注意してください。
「車両新価特約」
車両新価特約とは、車が新車だった頃の価
値を基準に保険金が受け取れる特約です。
特約保険金は車種、車両保険金額、等級によって変わって
きますが、月500円〜2,000円前後のケースが多いです。
車両保険は車の価値が下がるとともに補償も減っていきます。
しかし、車両新価特約があれば全損または半損以上の事故
の場合、新車だった頃の価値(正確には保険加入時の新車
販売価格)を基準に保険金が受け取れることが可能です。
これにより、大きな事故を起こした場合、保険を使
って負担なく同等の新車を購入することができます。
自動車の修理が不可能な場合や、車両保険金額を
超える修理代になる場合もこの特約の対象です。
ただし、付帯可能なのは自動車保険の満期
が新車登録から61ヶ月以内(73ヶ月以内
の保険会社もあり)のときに限られます。
適用されるケース |
|
---|---|
契約内容 |
車両新価特約:300万円 |
@修理費が180万円の時 | 〇 | 車両新価特約300万円の半分を超えているので、車両新価特約から300万円の保険金が支払われる。 |
---|---|---|
A修理費が130万円の時 | 〇 | 車両新価特約300万円の半分は超えていませんが、車両保険金額120万円を超えているので車両新価特約から300万円の保険金が支払われる。 |
B修理費が100万円の時 | × | 車両新価特約300万円の半分も車両保険金額120万円も超えていないので、100万円の修理費が車両保険から支払われる。 |
※保険会社によっては車両保険金額が車両新価特約金
額の半額を下回ると、車両新価特約を付けられません。
その場合、Aのパターンは存在しません。
「車両無過失事故に関する特約」
この特約は、相手から修理代を支払ってもらえな
い場合に保険会社が肩代わりしてくれる特約です。
自分に過失がない事故(停止中に追突されたなど)で
車を修理する場合は、相手の対物賠償保険を使うこと
になりますが、相手が自賠責保険にしか加入しておら
ず修理代を負担できないということもあり得ます。
その時には、相手が支払ってくれるまで修理を
待つか、ご自身で立て替える必要が出てきます。
自分の車両保険を使って修理をすることもでき
ますが、保険を使うと3等級ダウンしてしまう
ので次契約の保険料が上がってしまいます。
もらい事故なのにこれでは納得できませんよね。
ところが、この特約があればご自身の車
両保険を使って自動車を修理しても自動
車保険の等級には影響がありません。
車両保険に特約として付けますが、この特約が車両保険
とセットで標準装備となっている保険会社もあります。
特約保険料は車種や車両保険金額、等級に
もよりますが、数十円〜300円程度ですの
で万が一のために付けておく方が安心です。
「弁護士費用特約」
交通事故の被害者になった場合、弁護士を代理人と
した際の費用を保険会社が負担してくれる特約です。
特約保険料は月200円〜300円程と安価です。
あまり知られていませんが、交通事故の賠償金は弁
護士が介入することで増額できるケースが多いです。
これは、そもそも保険会社から提示される示談金
が裁判所の基準よりも低いことがほとんどです。
受け取れるはずの賠償金が受け取れなかったとならな
いように、被害者になった場合は必ず弁護士に依頼し
示談交渉を行ってもらうことをおすすめします。
また、相手が100%悪いような事故では自
分の保険会社に示談交渉をお願いできない
ため、特にこの特約の必要性は高いです。
さらに、一つの特約で自分だけでなく家族も使えます。
上限は300万円ですが、弁護士費用がそこまで高
額になることは重大事故を除きほぼありませんの
で、ぜひ付帯しておきたい特約の一つです。
「ドライブレコーダー特約」
保険会社から高品質なドライブレコーダー
を提供してもらえ、さらには事故現場駆け
付けサービスなども受けられる特約です。
特約保険料は月600円〜1,000円前後です。
この特約を付帯すればドライブレコーダーは保険会社か
ら送られてくるので、自分で購入する必要はありません。
高性能なうえ、画像送信機能や通話機能も備えています。
ドラレコは事故の衝撃を感知すると自動でセンターに情
報を送信、受付スタッフと通話ができるようになります。
また、保険会社によっては事故現場への急行サービスも提供
しており、警備会社スタッフが現場に駆けつけてくれます。
さらに、大きな事故を起こし意識を失ったような場合など、
事故受付センターから電話に応対できない場合などにはGP
Sで場所を特定して警察や救急を手配してもらえます。
ドラレコを付けていると事故の状況が記録されて
いますので、相手とこちらの事故状況の説明が違
うといったトラブルを防ぐことができます。
実際、双方の証言が違うことは日常茶飯事です。
お互いに譲歩ができなければ交渉も長引いてしまいます。
しかし、ドラレコの記録があれば早期解決が見込めるでしょう。
また、カメラが故障した場合はすぐ
に新しいものを送ってもらえます。
その他にも、車を買い替えた場合には新しい車に
付け直してサービスを継続することができます。
ご自身でカー用品店やディーラーなどから買っている方も多
いと思いますが、事故状況の記録だけでなく、様々な付帯サ
ービスのあるドライブレコーダー特約の方が心強いはずです。
車を大事にしている人向けの特約
「車両全損修理時差額費用特約」
この特約は古い車をお持ちの方におすすめの特約です。
特約保険料は車種や車両保険金額、等級によって変わっ
てきますが、月数百円〜1,000円程度がほとんどです。
車両保険の金額は車の価値が下がるとともに
下がっていくため、事故を起こした際に満足
な保険金が支払われないことがあります。
しかし、この特約があれば修理をすること
を条件に、50万円までを車両保険に上乗せ
して補償が受けられるようになります。
例えば、車両保険金額が20万円である場
合には、例え修理費が40万円であっても
保険は20万円までしか支払われません。
ところが、この特約を付帯していれば差額の20万
円も保険会社から補償してもらうことが可能です。
最近は車の故障が本当に少なくなり、自動車を買
い替えるサイクルも非常に長くなってきています。
また、お気に入りの車を修理しながら長期間乗られる方もいます。
古い車に乗っている方にはぜひ検討してほしい特約です。
車によく乗る人向けの特約
「レンタカー費用特約」
事故で車を修理に出している間、通勤や仕事な
どで足がないと困るという方は多いと思います。
このような時、レンタカー費用特約あれば修
理中にレンタカーを借りることができます。
契約条件や代車日数によって変わってきますが、
特約保険料は月500円〜1,000円くらいです。
運が良ければ修理工場が善意で代車を用意してくれるこ
とがありますが、代車がすべて出払っているような場合
は代車を借りることができず足が無くなってしまいます。
日常生活において自動車が必要不可欠な方は、ぜひ付帯をおすすめします。
また、レンタカー費用特約にはレンタカーだけでは
なく、代替交通費や宿泊費用がセットされています。
遠方へ車で出かけたところ事故に遭ってしまった、そ
のような時に自宅まで電車などの代替交通機関で帰る
費用や、公共交通機関がすでに運航していない時間で
あれば、ホテルに宿泊するための費用もレンタカー費
用特約から支払ってもらうことが可能です。
「他車運転危険補償特約」
他車運転危険補償特約とは、他人の車での事故
でも自分の自動車保険が使えるという特約です。
最近では自動車保険に自動付帯となっていることがほとんど
ですので、基本セットの場合は特約として割増はありません。
持ち主の自動車保険を使うこともできますが、
保険を使うと等級も下がり、事故だけではな
く金銭面においても迷惑をかけてしまいます。
しかし、この特約があれば事故を起こし
ても自分の保険が使えるようになります。
特に、友達と旅行に行き交代で車を運転する
などといった場合に付帯しておくと安心です。
ただ注意点があり、それは車両保険に関してです。
車両保険の補償内容も自分の自動車保険と同じ内容
になりますので、車両保険を付けていなかったり、
エコノミー型車両保険(車対車+A)で自損事故を
起こしてしまった場合などは補償対象外です。
特約を使うにあたっては、ご自身が加入している自
動車保険の内容を良く把握しておくことが重要です。
また、あくまで他人の車を運転したときに補償され
るものなので、配偶者や同居の親族、別居の未婚の
子の所有する車を運転して事故を起こした場合は、
この特約では補償されないので注意してください。
家族持ちの方におすすめの特約
「人身傷害車外事故補償特約」
「家族(同居の家族・別居の未婚の子)が歩行中に自
動車にはねられた」、「家族が他人の車に乗っている
ときに事故に遭った」という場合に機能する特約です。
これには自分も含まれます。
また特約保険料は等級によって変わってきますが、月数百円程度です。
歩行中に車にはねられて相手が自賠責保険しか加入していな
かった場合、治療費は最大120万円までしか補償されません。
そして、死亡については3,000万円、後遺
障害については4,000万円までの補償です。
将来介護が必要になるほど重大な後遺障害が残っ
たり、不幸にも死亡してしまった場合、自賠責保
険の補償額の範囲を大きく超えることがあります。
その時には、人身傷害車外事故補償特約で人
身傷害の保険金額まで、治療費や死亡・後遺
障害保険金を受け取ることができます。
他人の車に乗っているときに事故に遭ってしまった
が、その人の自動車保険に搭乗者傷害保険しか付い
ていなく、しっかりとした補償が受けられないとい
った時にもこの特約を使うことができます。
この特約は、家族が所有する車が複数ある場合には、
どれか1台に付けることでカバーすることができます。
すべての車に付ける必要はありません。
複数の車をお持ちの方は保険内容を確認していただき、
複数台に付いている場合は1台だけ残して他の自動車
保険から外すことで保険料を抑えることができます。
以前は自転車運転中のケガも補償していましたが、あ
まりに保険請求が多く保険料が高騰したので、現在は
自転車運転中の事故は補償の対象外となっています。
家族が自転車に乗るなら付帯すべき特約
「個人賠償責任補償特約」
この特約は、日常生活における第三者に対す
る賠償が発生した場合に補償される特約です。
特約保険料は月150円〜300円程です。
例えば、マンションの下の階に水漏れを起こしてしまって賠償
しなければならないとか、自転車を運転していて事故を起こし
相手のものを壊したりケガをさせてしまったという時です。
特に最近話題になったのは、自転車
運転中の事故に関する賠償額です。
近頃では自転車事故で高額な賠償命令が裁判所から下されています。
道路交通法の改正もあり、自動車と自転車の事故
でも今は自転車側の過失がしっかりと問われます。
自転車も過失割合分は相手に支払わないといけないのです。
このような場合に、自動車保険の特約で個人賠償
責任補償特約に入っておけば、示談交渉サービス
付きで保険金額まで賠償額が補償されます。
補償される方の範囲は、同居の親族・別居の未婚
の子なので、お子さんが自転車によく乗るご家庭
では一度チェックしておくことをおすすめします。
また注意すべき点が、日常生活における賠償
責任を補償するものなので、仕事において賠
償が発生した場合は対象外になります。
具体例で言えば、新聞配達員が自転車で配達
中に事故を起こしてしまったような時です。
これについては、また別の保険があるのです。
この特約も人身傷害車外事故補償特約と同様、複数台
車をお持ちの方はどれか1台付けておけば大丈夫です。
保険料を安くしたい人向けの特約
自動車を乗ることがあまりなかったり、運転する人が決
まっているという方、または運転に自信がある方は特約
を付けることにより保険料を安くすることができます。
ただ、補償は狭くなってしまいますので、こ
れらの特約の適用は慎重に検討してください。
「運転者家族・本人・夫婦限定特約」
自動車を運転する人が決まっていて他の人が運転するこ
とがない、という方はぜひ検討しておきたい特約です。
保険で補償される人の範囲を限定する
ことで、保険料の割引が適用されます。
割引率は本人配偶者限定が最も安いです。
運転者の範囲を本人もしくは配偶者のみに
することで、6%〜7%の割引率になります。
家族限定は1%割引の保険会社が多いです。
家族限定の家族の範囲は同居の親族、別居の未婚の子となります。
この特約で注意してほしいのが、限定した範
囲以外の人が乗る場合には必ずこの運転者限
定特約を外す必要があるということです。
うっかり外し忘れると、その方は補償の範囲
に含まれていないという事態が想定されます。
ありがちなケースとして、子供が免許を取ったの
で年齢条件を全年齢に変更したが、本人配偶者限
定特約を外すのを忘れていたというものです。
この場合、お子さんの年齢条件は満たしていますが、運転
者を限定しているためお子さんは補償の対象となりません。
「車両保険・車対車+A特約」
めったに車に乗ることがない、または自動車の運転に
は自信があるという方は検討の価値がある特約です。
別名、エコノミー型車両保険とも言われます。
この特約を付けると車種、車両保険金額、等級に
もよりますが、月数千円下がる場合もあります。
事故の際の車の修理代を払ってくれるのが車両
保険ですが、車両保険の補償範囲を限定します。
具体的には、自損事故と当て逃げによる損害が補償から外れます。
自動車や二輪車との事故、竜巻や台風、洪水、盗難、
いたずら、飛び石による損害については補償されます。
事故の相手に二輪車は含まれますが、自転車や電
車の事故は含まれませんので覚えておきましょう。
車対車+Aとはどういう意味か?と思われるか
もしれませんが、車対車は読んで字のごとく車
と車同士の事故は補償しますという意味です。
そして+Aとは、限定危険Aの略です。
限定危険とは自動車の運行に起因しない事故となります。
よって竜巻、台風、洪水、盗難、いたずら、
飛び石などがこれに含まれるわけです。
ちなみに、地震・津波は対象になりませんのでご注意ください。
特約は途中で付けたり外したりできるのか?
特約を保険期間中に付けたり外したりすることは自由にできます。
保険期間の途中で特約を変更する場合は、保険の満期までの残
り期間に応じて特約部分の保険料が追加されたり返ってきます。
しかし、特約を期間途中で外すのはあまりおすすめではありません。
何故なら、外したことを忘れて事故が起きてしまった場
合、補償されるつもりでいたのに補償されなかったとい
うことが過去の事故の事例で発生しているからです。
もちろん、保険募集人は特約を外す時にはしっか
りと説明をしますが、契約者は時間が経つとその
ことを忘れてしまう事が多々あるようです。
保険料をほんの少し下げるために特約を外し、事故が起きて
しまったなんてことになると本末転倒となってしまいます。
また、特約の説明で良く出てくる別居の未婚の子には注意が必要です。
基本的に別居の独身の子供が対象にな
るのですが、純粋な独身に限られます。
一度結婚をして離婚をしたため、現在独身状
態の子供は含まれませんのでご注意ください。
自動車保険はどこで加入しますか?
現在、自動車保険の特約等を検討している方も多いでしょうか
ら、自動車保険はどこで加入するのがお得かをお伝えします。
「保険代理店の場合」
保険代理店は保険を専業に扱っているため、知識も豊
富できめ細やかなサービスを期待することができます。
保険料についてはやや割高感は否めませんが、専任の担
当者が付いてくれますのでご自身のことをよく理解して
おり、気軽に何でも相談に乗ってくれるのが強みです。
希望すれば手続きも面談で行ってくれ、
事故の際も現場に駆けつけてくれます。
欠点があるとすれば、保険会社の取り扱いが1社のみ
という特定の保険会社専属の代理店も多く、そのよう
な代理店の場合は、いろんな自動車保険を比較したい
といった時に要望に応えることができません。
何社も取り扱っている乗り合い代理店であれ
ば、他社と比較検討も行ってくれるでしょう。
また、事故の交渉についてもプロとしての知識を持っていま
すので、保険会社との折衝もスムーズに行ってもらえます。
保険料は割高でも、事故についてはプロ
にお任せしたいという方におすすめです。
「ディーラーや整備工場の場合」
保険料については保険代理店と変わりありません。
自動車のプロですので自社でレッカーや代車手配、
修理、車検、自動車販売なども行っており、ワン
ストップサービスが受けられるのが強みです。
ただ、保険は本業でないため、担当者によっ
て保険の知識にばらつきがあるのも事実です。
そのような担当者に運悪く当たってしまうと、一箇所で
すべて手配してくれるから便利だけれど、事故の処理や
交渉については不満に感じることがないとは言えません。
もちろんベテランの方の場合、プロの保険代理店
と遜色ないくらいの知識を持っている方もいます。
自動車関係のことは、一箇所で全てお
任せしたいという方におすすめです。
「ネット・通販の場合」
ダイレクト系自動車保険では、今まで事故を起こした
ことはないから保険料は安くしたい、事故の対応は電
話でのやり取りで大丈夫という方におすすめです。
保険料が安いからといって補償が悪いわけではありません。
保険契約者の締結に保険募集人を使っていないことと、事
故の時のサービス拠点をある程度絞っているので、人件費
を安く抑えているため保険料が安価になっています。
大都市圏にお住まいの方であれば、あまり気にすることはないでしょう。
地方にお住まいの方は、事故時の対応拠点
が地元にないことが不安要素ではあります。
また、気軽に相談できる担当者がいませんので、
すべてコールセンターでの対応となります。
ネット通販型は保険料が安い代わりに、連
続で事故を起こしてしまった場合などに次
回の保険継続を断られることもあります。
昔はどの保険会社で加入しても補償内容、
保険料は同じという時代がありました。
保険の自由化以降、保険会社によって特約の内
容や保険料が違う時代へと移り変わっています。
特約には様々な種類がありますが、ご自身の生活環境や自動
車の利用状況によって必要な特約を付帯することが大事です。
保険募集人に勧められるがままに必要ない特
約まで付けてしまったり、補償が重複したり
して保険料を無駄に払う必要はありません。
複数の保険会社の自動車保険を比較検討するこ
とで、あなたに最も合った補償内容や保険料の
自動車保険をぜひ探し当ててほしいと思います。
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