自動車保険20代

20代と言えば、自動車保険において大きな分岐点となる年代になります。

 

しかし、20代と言っても20歳の人はここには含みません。

 

というのも、自動車保険の年齢条件上、20
歳は10代と同じカテゴリーに入るからです。

 

ご存知の方も多いと思いますが、自動車保険は
21歳と26歳を境に保険料が大幅に安くなります。

 

これは、運転者年齢条件が全年齢補償から外れるからです。

 

今まで高い保険料を払っていた人も、この年
齢までくれば少しは負担が軽くなるでしょう。

20代の自動車保険見積もり・試算

保険会社

SBI損保

免許の色

ブルー

使用用途

日常・レジャー

走行距離

5,000〜10,000km

運転者範囲

本人限定

年齢条件

21歳以上補償

対人・対物

無制限

人身傷害保険

3,000万円

搭乗者傷害保険

1,000万円

車両保険

一般型 免責金額:5-10万円

車両保険なし

車両保険あり

車種/等級

9等級

13等級

9等級

13等級

ワゴンR

35,510円

33,460円

56,440円

52,580円

フィット

35,560円

33,240円

55,450円

48,890円

ムーブ

36,220円

31,180円

50,410円

46,000円

アルト

34,560円

30,870円

57,340円

51,230円

キューブ

38,790円

34,650円

61,260円

56,620円

ステップワゴン

35,370円

32,230円

64,550円

60,330円

 

車種は20代に人気の車を選択しておりますが、年齢条
件として21歳以上に設定していることもあり、10代の
頃と比較するとかなり保険料が割安になっています。

 

車両保険を付帯しなければ、保険料の平均相場は3万円台です。
車両保険を付けても、平均で6万円前後といったところです。

20代の年齢条件別保険料・試算

プリウス(新車)

車両保険なし

車両保険あり(一般型)

20歳(全年齢補償)

105,600円

238,250円

22歳(21歳以上補償)

63,880円

113,660円

27歳(26歳以上補償)

42,180円

82,440円

 

このように運転者年齢条件を変えるだけで、
かなり保険料が安くなることがわかります。

 

18歳の時と比較すると、21歳になった段階で40
%、26歳では60%も保険料が安くなっています。

 

さらに保険を使ったことがなければ等級も進んでいま
すので、これよりもさらに割引を受けられるでしょう。

 

車両保険が高いので今までは中古車に乗っていたという人も、
21歳以上になれば新車を購入しても良いかもしれませんね。

 

ですが、金銭面にゆとりがなければ格安の中古車で十分です。

20代ならではの自動車保険の補償内容

20代になると自動車保険が格段に安くなるとともに、
人生の一大イベントを経験する人も多くなる時期です。

 

これは結婚ということになるのですが、自動
車保険で言うと20代は結婚しているかいない
かによって保険プランの考え方が異なります。

 

20代でまだ結婚していない人は、考え方
としては10代の時と同じになるでしょう。

 

後は、いかに無事故を貫けるかがポイントとなります。

 

20代で20等級まで進むことは原則できません
が、20等級になれば最大64%の割引を受けら
れるので、日頃から安全運転を心がけましょう。

 

さて20代で結婚した場合の自動車保険ですが、配偶者
も運転するのか否かによって考え方が変わってきます。

 

配偶者も運転する場合は、配偶者と自分の等
級及び年齢を比べてより保険料が安くなる方
を記名被保険者に変更すると良いでしょう。

 

また、自分用と配偶者用に2台車を保有する場合も同様です。

 

片方の等級が止まってしまうリスクがありますが、
そこは保険料を安くするためにも我慢してください。

 

仮に2人とも運転するけど車は1台にするのであれば、ど
ちらの車を優先するかということも慎重に判断しましょう。

 

まだ子どもを産む計画がないのであれば、一
括見積もり等で保険料が安くなる方を残すと
いうのもひとつの選択肢だと言えます。

 

逆に子どもを産む計画があるのであれば、保険料だけで
なく子どもを乗せても快適に運転できるのかといったこ
とや、事故を起こした時の安全性に問題はないかといっ
た観点からも残す車を選ばなくてはなりません。

 

場合によっては車の買い替えも必要になるかもしれませんね。

 

また配偶者が運転しない場合は、
等級を上げることに専念しましょう。

 

それと運転者の範囲を本人限定に設定することも忘れずに。

 

合わせて触れておきますが、結婚をして実家から引越しさ
れる人は家族間の等級引継ぎの適用外となってしまいます
ので、結婚を機に親の自動車保険から外れる人は等級の引
継ぎをしてもらえないか確認しておいてください。

 

等級引継ぎをすれば当然親の等級が下がるので保険
料は高くなりますが、だとしても20代の人と30代
の人では基本保険料が変わってくるので、できれば
引継ぎしてもらったほうが良いと思います。

 

親の保険料が増えた分を自分が負担したとし
ても、トータルでは保険料が安くなるケース
もあるのでここはチェックしておきましょう。

 

21歳以上では「21歳以上」という年齢条件を
適用することで、未成年(20歳以下)の保険
料と比べて30〜40%もグッと安くなります。

 

参考までに、23歳・11等級(47%OFF)での各保
険会社の1年間の保険料は下記のようになります。

 

プリウスやセレナの場合、従来の代理店型
で20万円台後半、通販系・共済系で10万
円台後半が自動車保険の相場の目安です。

 

初めて保険を契約する場合には6等級(19%OFF)
となるので、下表の約1.5倍の保険料となります。

23歳の年間保険料

プリウス

セレナ

タント

あいおいニッセイ同和損保

178,750円

161,920円

115,700円

AIG損保

154,370円

138,270円

98,260円

イーデザイン損保

100,780円

89,280円

63,200円

おとなの自動車保険

134,690円

120,360円

83,710円

全労済

106,640円

92,640円

68,390円

JA共済

93,880円

90,690円

77,220円

年齢条件

21歳以上

等級

11等級

運転者範囲

本人・配偶者

対人・対物

無制限

人身傷害保険

5,000万円

搭乗者傷害保険

1,000万円

車両保険は別枠(なし)で考えるのもあり

20代でも年齢が高くなると新車を購入する割合が高くなってきます。

 

しかしこれらの車の車両保険を考えると、新車や車両価格
の高い車は車両保険が高くなる分保険料も高額となります。

 

自動車保険の本来の目的である賠償としての
保険料は、車両の値段に関わらず一定となる
ので車両保険は別枠でいるのもありです。

 

また車を購入する時には、高い車は保険料も
高くなるということを加味して選びましょう。

 

また車両保険では、自分の車を修理する時の
費用の自己負担額(免責)を高くすることで
保険料をグッと安くすることができます。

 

この点を考慮した上で、各社の一括見
積もりを取ることをおすすめします。

 

「年齢制限:21歳以上」
20歳以下と21歳以上とでは自動車保険上では大きく違い
が出てきます。20歳以下というのは年齢制限としては「年
齢制限なし」にあたり保険料が一番高い状態にあります。

 

ところが21歳以上になると年齢制限というものが適用でき
るので、保険料が30〜40%ほど安くすることができます。

 

自分の名義の車を所有しようと思ったら、21歳
以上からの方が維持費は断然安くなるのです。

 

どのくらい違うかというと、20歳以下に比べて21
歳以上だと6割程度の保険料で済むことが多いです。

 

「年齢制限:26歳以上」
「21歳以上」の年齢制限の次は「26歳以上」となり、どの
保険会社でもプラス20〜30%ほど保険料が安くなります。

 

11等級の場合の保険料は、代理店型で10万円台前半、通
販・共済型で7〜9万円ほどが自動車保険の相場の目安です。

28歳の年間保険料

プリウス

セレナ

タント

あいおいニッセイ同和損保

137,020円

123,550円

90,490円

AIG損保

108,270円

96,480円

69,830円

イーデザイン損保

74,620円

66,870円

46,830円

おとなの自動車保険

80,120円

70,820円

51,010円

全労済

83,380円

79,450円

53,350円

JA共済

78,810円

72,790円

51,180円

年齢条件

21歳以上

等級

11等級

運転者範囲

本人・配偶者

対人・対物

無制限

人身傷害保険

5,000万円

搭乗者傷害保険

1,000万円

年齢区分ごとの大体の相場の違い

例えば三井ダイレクトで、最近ファミリーに
人気のホンダN-BOXを例にしてみましょう。

 

通勤目的で家族限定を付けてみます。対人・対物賠
償は無制限、人身傷害無制限、車両保険は120万円。

 

7等級として弁護士特約も付けてみましょう。

 

21歳以上、年間保険料は7万8千円程度にな
り、車両保険を付けないと5万4千円程度。

 

これが26歳以上では車両保険を付けても年間6万円ちょっと、
車両保険を付けなければ4万円前後という金額になります。

20代前半の人の場合

20代前半では、初めてマイカーを購入し初め
て自動車保険を契約する方が多い時期です。

 

また20代前半は、10代と同じく事故が多い年齢区分に分類されています。

 

自動車保険はリスクに応じた保険料負担が基本ですから、20代前
半で自動車保険に加入をすると割高な保険料になってしまいます。

 

このことから、保険料を抑えつつ補償を充実させたいのであれば、
必要な補償とそうでもない補償を見分けなくてはなりません。

 

事故が多い年齢区分なので、万が一に備えて対人賠償
と対物補償は無制限で契約をしたほうが良いでしょう。

 

また、友人や恋人を乗せてドライブに出かけることが
多い時期なので、同乗者の補償が受けられる搭乗者傷
害保険への加入も検討したほうが良いと言えます。

 

さらに補償を手厚くしたい人は、過失割合を問わず補償
が受けられる人身傷害保険への加入も検討しましょう。

 

その一方で、車両保険の必要性は意見が分かれるところです。

 

運転技術が未熟な間は自損事故などが多くなりますが、その度に
保険を使っていては翌年以降の保険料が高くなってしまいます。

 

軽微な損傷なら自己負担すると考えている人
は、免責を利用すると保険料が安くなります。

 

また、車両保険はその時の車の価値に応じて損害が
評価されるので、そのため、年式の古い中古車など
の場合はそれほど補償を受けることができません。

 

新車と比べるとメリットが劣るので、
この点も検討材料にすると良いでしょう。

運転者限定で保険料を抑える

さらに保険料を安くしたい人は運転者を限定すると良いでしょう。

 

一人暮らしなどで自分以外に運転する可能性がないという人
は、運転者の範囲を本人限定にすると保険料が安くなります。

 

ただし補償の範囲を限定することになるので、実
際の利用に合わせて契約を行うようにしましょう。

 

20代前半の方が自動車保険に加入する場合は、
以上の点に気をつけてみてはどうでしょうか。

 

自由な時間が増えるので楽しい時期ではありま
すが、事故のリスクが高い時期でもあるのです。

 

ですから、いざという時に必要な補償が受け
られる自動車保険を選ぶようにしましょう。

20代後半の人の場合

近年は晩婚化が広がっているので、20代
後半のライフスタイルが変化しています。

 

定職に就く独身の方であれば金銭面でゆとりがある時期でしょ
うから、好きな車を新車で購入する人もいると思います。

 

憧れていた新車を購入すると、いろいろな所に出かけたくなるもの
です。恋人はもちろん、友達などと出かける機会が増えるでしょう。

 

社会人としても自立している時期なので、
思い通りに生活を送れる時期とも言えます。

 

また、体力的にも元気なので仕事を終えてから車で遊
びに行くこともあるでしょう。自動車で出かける機会
が多くなればなるほど事故のリスクは高まりますね。

 

さて自動車保険ですが、運転技術は成熟に向
かう頃ですが、万が一に備えて対人賠償と対
物補償ともに無制限に設定しておきましょう。

 

また、恋人や友人を同乗させるのであれば搭乗者傷害保
険や人身傷害保険は外せない項目ですが、保険料が気に
なる人はどちらか一方だけでも加入しておきましょう。

 

さらに車両保険も忘れることができません。

 

できれば自損事故や当て逃げも補償の対象とな
る、一般タイプの車両保険に加入しましょう。

 

車両保険は今の車の価値を基準に補償を行ってくれる
ので、新車の時期はメリットが高い保険になります。

運転者年齢条件や新車割引で保険料を下げよう

金銭的にゆとりのある方であれば、こ
れらの保険に加入をしたいところです。

 

とはいえ、保険料を少しでも抑えたい気持ちは優先するものです。

 

本人しか運転しないのであれば、運転者の範囲を本人のみに限定しましょう。

 

運転者の年齢も26歳以上に限定することができます。

 

運転者年齢条件特約で「年齢を問わず補償」や「21歳
以上を補償」を付けていた人は、見直しをしましょう。

 

さらに保険料をお得にしたい人は、新車割引が利
用できる自動車保険を選択し、ゴールド免許の人
は割引率が高い自動車保険を選ぶと良いでしょう。

 

以上の点に注意すると、充実した補償を受けな
がら保険料をお得にすることができるはずです。

 

ただし、様々な点に注意しなくてはならないので自動車保
険選びが面倒になってしまうといったことも考えられます。

 

ですので、手間を減らしたいという人は一括見積もりサービ
スを利用すると良いと思います。同一条件で複数の保険会社
の見積もりが得られるので、簡単に比較が行えるでしょう。

 

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