割引サービスに目を向けよう

車はとても便利な乗り物なのですが、
気になるのはその維持費ですよね。

 

ガソリン代も高騰しているので、毎月結構ガソリン代が
高くなってしまうなんていう人もいると思いますが、も
うひとつ気になるのが自動車保険ではないでしょうか。

 

保険料が気になるからといってあまり内容が充実し
ていないような感じにすると、本当に事故を起こし
てしまった時に手厚いサポートを受けることができ
なくて、かなり困ってしまう場合もあります。

 

そうなると内容はある程度充実させておくしか
ないのですが、その場合は保険料がかなり高く
なってしまうという事もあるので、保険料に関
しては頭を悩ませている人も多いと思います。

 

そんな時は、保険会社の方が決めている
割引サービスに目を向けてみましょう。

 

自動車保険ですが、等級によっても確か
に保険料が違ってきますが、実はそれ以
外にも色々と割引サービスがあります。

 

自動車保険はその車に乗る人を限定すると、
それだけで保険料が安くなっていくのです。

 

例えば、運転する人の年齢を制限するだけでも保
険料が何パーセントか割引かれて安くなります。

 

また、年齢だけでなく乗る人そのものを限定することもできます。

 

車といえば、大体の車は不特定多数の人が運
転するのではなくて、それを運転する人はま
ずは限られていると言って良いでしょう。

 

自家用車の場合であれば自分だけが運転する
という場合もありますが、それ以外には夫婦
で運転するだけという車も多くあります。

 

もちろん子供がいて、その子の年齢が18歳以上になっている
場合はその子も運転する事もありますが、子供がすでに自立
しているとか、まだかなり子供が幼い場合などは、結局夫婦
しかその車を運転しないなんていう事も珍しくありません。

 

したがって、そういう時は夫婦限定にするのをおすすめします。

 

これは運転する人を夫婦に限定することに
よって、保険料を安くするサービスです。

 

夫婦以外が運転したときは保険を使うことができない
ので注意しなければなりませんが、こうしてかなり運
転する人を限定することによって、限定を付けていな
い時に比べると保険料の割引率が大きくなります。

 

繰り返しますが、夫婦限定にすると、夫婦以外が運転を
して事故を起こした時は保険を使うことができません。

 

もしそれ以外の人が運転する必要がある場合は、1
日単位とかで加入できる保険があるので、そういう
保険にその時だけは加入するようにしましょう。

 

さて、自動車保険は等級などによって割引されるのはも
ちろんのこと、各種様々な割引制度も用意されています。

 

しかし、種類があまりにも多いことから、どんな割引がある
のかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

自分の場合に適用できる割引項目をチェックしてみましょう。

ゴールド免許割引

保険契約の始期日時点で、ゴールド免許で
あればゴールド免許割引が適用できます。

 

ゴールド免許とは5年間無事故無違反でいるともらえる免
許証ですが、ゴールド免許だと有効期限の部分がゴールド
の帯になっており、条件の箇所に優良とも書かれています。

 

割引率は保険会社によってて異なり、5%〜20%程です。

 

「契約期間中に免許の色がブルーになった場合」
契約期間中にブルー免許になってしまう事も
考えられますが、この場合でも契約満期まで
はゴールド免許割引が適用され続けます。

 

重要なのは、始期日時点での免許がゴールドかどうかということです。

 

逆に、契約中にブルーからゴールドにな
ったとしても、更新時まではゴールド免
許割引は適用されませんので要注意です。

 

「免許の更新期間中に契約を始めるレアケースはどうなる?」
中には免許の更新期間中(誕生日より前後1ヶ月)
に契約を開始するレアケースもあると思います。

 

この場合、ゴールド免許割引が適用されるのは以下の2パターンです。

 

・更新すればゴールド免許にできる場合
・もともとゴールド免許だったが更新するとブルー免許になる場合

 

これらについては、保険契約開始日の免許の色
に関わらずゴールド免許割引が適用されます。

 

これからブルー免許になる人もゴールド免許割引が適用され
るのは意外ですが、申請をし忘れないように注意しましょう。

 

「記名被保険者が変わる場合は変更日の免許の色で判断される」
契約中に記名被保険者(運転する人)
が変わる可能性もなくはありません。

 

この場合は変更の手続きを行う必要があります。

 

割引が適用されるかどうかは、記名被保険者の免許
の色が変更日に何色かということで決められます。

 

もしブルー免許だった場合には、割引
が適用されなくなるのが一般的です。

運転者年齢限定割引

運転者年齢限定割引とは、運転者の年齢
を限定することで受けられる割引です。

 

21歳以上・26歳以上・35歳以上の枠が設けられ
ており(30歳以上を設定している保険会社もあ
り)、年齢が上がるほど保険料が安くなります。

 

割引率が大きいのが特徴で、一番下の21歳以上の
枠でも50%前後、一番上の35歳以上だと70%を
超える割引率を設定している損保会社もあります。

 

「契約中に誕生日を迎えたらすぐに適用可能」
運転者年齢限定割引は、契約中に誕生日を迎え
て条件を満たした場合でもすぐに適用可能です。

 

その場合はすぐに保険会社に連絡するようにしましょう。

 

月払いの方は月々の支払額が安くなり、1年間の保険料
を前払いしている場合は差額分を返還してもらえます。

 

「ドライバーの中の最年少の人に合わせる」
年齢の設定は、車を運転する人の中で最年少
のドライバーに合わせなければなりません。

 

ただし、別居中の子供や友人を含める必要はありません。

 

年齢条件に含めるのは以下の人達です。
・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者と同居の家族

良い例

運転者年齢限定割引 30歳以上
運転者限定割引 無し
事故状況 28歳の知人に運転を代わってもらったら事故が発生

 

このように、運転者限定割引を設定しない
ようにすれば運転者年齢よりも若い人が事
故を起こしても問題なく補償されます。

悪い例

運転者年齢限定割引 30歳以上
運転者限定割引 家族型
事故状況 28歳の知人に運転を代わってもらったら事故が発生

 

この場合は運転者限定割引も適用されないため、
補償が受けられませんので十分に注意しましょう。

運転者限定割引

運転者限定割引は、運転者を限定す
ることで割引が適用される制度です。

 

限定の範囲には以下の4つがあります。
・本人限定
・配偶者限定
・家族限定
・限定なし

 

本人限定が一番割引率が高く7%前後、
家族限定が一番低く1%前後の割引が適用。

 

運転者限定割引より割引率は見劣りしますね。

 

「別居中の未婚の子も家族に含まれる」
この割引において家族に含まれるのは以下の人達です。

 

・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者または配偶者と同居の親族
・記名被保険者または配偶者と別居の未婚の子

 

「契約中にスポットで限定範囲を変更しても良いか?」
夏休みに帰ってくる大学生の息子が車を運転するから、範
囲を家族にしているという方もいらっしゃると思います。

 

しかし、この場合はもう少し範囲を限定しても構いません。

 

というのも、保険会社に8月1日〜8月31日までは息
子が運転しますと申告すれば、その期間だけスポッ
トで家族限定を適用させることもできるからです。

 

こうしておけば、息子が運転しないその他の期間は本
人限定とか夫婦限定とかで計算されるので、1年中家
族限定にしておくよりも保険料が抑えられます。

セカンドカー割引

セカンドカー割引とは、2台目以降の車を7S
等級からスタートさせられるお得な制度です。

 

普通なら6S等級からスタートするところを7
S等級からスタートできるので、年間で数万
円もの保険料の差が生まれることもあります。

 

記名被保険者は1台目の記名被保険者の配偶
者、または同居の親族まで許されていますか
ら、家族にぴったりな保険でもあります。

 

例えば、一緒に住んでいる父・母・子で車を持つ場
合、セカンドカー割引を適用できるということです。

 

ただし、セカンドカー割引を使うには
以下の条件を満たす必要があります。

 

@1台目の等級が11等級以上であること。
A2台目の車は今回が初めての自動車保険契約であること。
B2台目の記名被保険者・所有者が1台目の記名被保
険者・所有者の配偶者または同居の親族であること。
C個人契約であること。
D1台目・2台目ともに用途・車種が次の8種であること。
・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用四輪貨物車
・自家用小型貨物車
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
・特殊用途自動車(キャンピング車)のことを指します。

ASV割引(自動ブレーキ割引)

ASV割引とは、先進技術が搭載
された車に適用される割引です。

 

ASV割引が適用されるには以下
の条件を満たす必要があります。

 

・自家用普通車・小型乗用車でAEB(自動ブ
レーキ)を装着する発売後3年以内の型式
・自家用軽乗用車でAEB を装着する全型式

 

簡単に言うと、発売から3年以内の自動ブレーキを搭
載している車(3・5・7ナンバー)と自動ブレーキを
搭載している軽自動車が対象になるということです。

 

ASV割引の割引率は9%で統一されています。

新車割引

新車を購入した場合に見逃せない割引が新車割引です。

 

初年度登録から25ヶ月以内の自家用乗用車に適用で
き、最大で3年間新車割引を受けることができます。

 

普通・小型乗用車の場合は10%前後の割引となる
ところもありますが、軽自動車には20%を超える
割引を適用させている保険会社もあります。

エコカー割引

ハイブリッド型自動車や電気自動車など、
地球環境に配慮された車両にはエコカー
割引を用意している保険会社があります。

 

契約する車が自家用乗用車のエコカーで、初年度登録
から13ヶ月以内であればエコカー割引が適用可能です。

 

つまり、エコカー割引は最大でも2年しか適用できません。

 

割引率は3〜7%ほどです。

 

また、エコカーに認定される可能性のある車は以下の通りです。

 

・ハイブリッド自動車
・電気自動車
・燃料電池自動車
・天然ガス(CNG)自動車
・メタノール自動車
・液化石油ガス(LPG)自動車

 

各保険会社によって対応している車は異なりますので、
自分の車は適用されるか保険会社に確認しましょう。

福祉車両割引

高齢者や障害者が便利に乗車できるような
機能の付いた車を福祉車両と言いますが、
福祉車両には福祉車両割引が適用されます。

 

割引率は3〜7%程になる場合が多いです。

 

エコカー割引との併用ができないため、どちらにも
当てはまる場合は割引率の高いほうが適用されます。

インターネット割引

インターネット割引は、自動車保険の申し込
みをネットから行うと適用される割引です。

 

割引のされ方は以下の3つがあります。

定額型

あらかじめ決められた一定額を割り引く方法。
例)5万円の保険料でも10万円の保険料でも1万円の割引が適用される。

保険料型

保険料に応じて決められた額が割り引かれる。
例)5万円なら1万円、10万円なら2万円など

割合型

保険料に割引率をかけて割引を決定する方法。
例)5万円×10%=5,000円の割引、10万円×10%=1万円の割引

早期割引

保険開始日から1ヶ月以上前に申し込むことで受けられる早期割引です。

 

早割のために設定されている日数は保険会社によって異なり
ますが、少なくとも30日前には申し込まないといけません。

 

500円前後の割引が受けられます。

証券不発行割引

保険証券をペーパーレス、つまり電
子化した場合に受けられる割引です。

 

こちらも500円前後の割引が受けられます。

継続割引

同じ保険会社を継続して使うことで受けられるのが継続割引です。

 

1%前後の割引か数百円の割引が受けられます。

 

ここまで紹介した以外にも、保険会社によって
は独自の割引を提供している場合が多いです。

 

また、割引の組み合わせによっては大きく保険料
を抑えることもできますので、きちんと仕組みを
理解したうえで的確に割引を適用させましょう。

 

わからない点があれば代理店に聞くのはもちろん、最近ではイ
ンターネットで手軽に保険料の見積もりを取れるようになって
いますから、保険料が高いと感じている方は一度ネット見積も
りで補償内容及び保険料を見直してみることを推奨します。

 

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