ネット型か?代理店型か?

車を運転するなら、万が一の事故に備えて確実
に加入しておきたいのが任意の自動車保険です。

 

車には強制加入に自賠責保険がありますが、そ
れだけだと補償金額が不足気味なので、確実に
任意保険には加入しておきたいものです。

 

自動車保険の保険料金はいわば必要経費と言えるも
のですが、近年の経済状況を考えると、やはりでき
るだけ安く抑えたいと誰しもが考えると思います。

 

保険料が安くて、自分のカーライフに見合ったサービスが補
償されるというコストパフォーマンスに優れた自動車保険を
選択するうえで重要となってくるのは、複数の自動車保険会
社の見積りを比較検討するということになると思います。

 

その際の比較ポイントとしては、やはり
険料と補償内容
ということになるでしょう。

 

さて、以前は自動車保険というと車を購入したディーラーで
自動車保険に加入しましたが、最近ではインターネットで加
入するネット型の自動車保険も非常に増えてきています。

 

つまりネットか?代理店か?ということも、自動車保険を
選ぶ新しい選択肢として増えてきたということになります。

 

そして選択肢が増えるということは競争原理が働いて、
よりコストパフォーマンスに優れた自動車保険に出会
える確率が高くなったということで、私たち一般ユー
ザーに対しては歓迎できる状況だと思います。

 

一方で、選択肢がありすぎてどれを選択したらいい
のか分からないという贅沢な悩みを抱えることとな
ったわけですが、そのような悩みを抱えてる方に活
用して欲しいのが、やはりインターネットです。

 

インターネットでは複数の自動車保険業者
から一括して見積りを入手できる、サービ
スを提供しているサイトがあります。

 

これを活用することで見積り依頼の手間も省けます。

 

また、ネットや代理店から入手した見積りを比較検討する際に、
合わせて活用したいのが自動車保険の口コミなどの情報です。

 

見積書からは伺い知ることのできない、貴重な情
報が自動車保険の口コミの中には含まれています。

 

これらの情報についてもインターネットでは簡単に入
手することができますので、フル活用しながらコスト
パフォーマンスに優れた自動車保険を選び、楽しく充
実したカーライフを送っていただきたいです。

自動車保険選び国内か外資系か?

インターネットのバナーでもテレビCMでも、「自動車保険
を見直しましょう
」とおすすめする内容がよく登場します。

 

1998年から自動車保険が完全自由化され、以前のようにど
こに入ってもある程度一緒で、会社での付き合いで入るとか、
保険のおばちゃんにいかに世話してもらうかで決めるような
選択肢ではなくなってきたのが大きな理由でしょう。

 

そこでよく目にするのが外資系の保険会社です。

 

あらゆるサービスを付けたり、私たちの印象に残る
キャラクターやタレントさんを使って分かりやすい
キャッチフレーズでアピールしていますよね。

 

ですが国内の会社も依然として存在していますし、
みなさんの中でも加入している人が多いと思います。

 

そこで自動車保険を選ぶなら国内か外資系か、どちら
を選べば良いのか、どういった部分を気にすれば良い
のか比較ポイントについてご紹介していきます。

 

まず外資系の場合、リスクを細分化しているという特徴があります。

年齢 使用目的 車種
過去の事故歴 免許証の色 安全装備
運転歴 地域 年間走行距離

 

旧来の自動車保険の場合、年齢や事故歴で判断し
ていましたが、外資系の場合は使用者、使用目的、
さらには運転する地域や車の車種、安全装置の有
無など、あらゆる細分化をしているわけです。

 

ですから、若者がスピードを求めて購入するような
スポーツカーではないというだけでちょっと安くな
るとか、事故の少ない地域だからそれだけで安くな
るとか、あらゆるメリットがあるのです。

 

反対に事故が多い地域に住んでおり、年齢も性別も一般的な
データとして事故が多い区分に入り、さらに安い自動車保険
に入った状態で事故を起こしてしまい次回の契約ができなく
て困っているというパターンの人も多いと思います。

 

そのように細分化するわけですから、当然
保険料が高くなる人も出てくるでしょう。

 

その場合、リスク細分化に比べてざっくりとし
た分け方である国内の方が良いというわけです。

 

ちなみに外資系で細分化したほうが有利な条件とし
ては、女性で30歳以上、使用目的がお買い物やレジャ
ーで走行距離も短く、事故やリスクの少ない地域で
データ的に事故率が低いモデルの車に乗っている人
は、かなり保険料が安くなると考えられます。

 

反対に先に挙げた条件がすべて逆の場合は、「国内」
というのが「国内か?外資系か?」、自動車保険の比
較ポイントであると考えれば間違いないでしょう。

 

万人に対して有利というものはこの世に存在
しないので、知識を付けて自分に合ったもの
を選ぶのが自動車保険のおすすめです。

ネット型自動車保険が人気

CMでよく見かけるネット型自動車保険。

 

ソニー損保、アクサダイレクト、チューリ
ッヒなど複数社が競って宣伝しています。

 

ダイレクト型自動車保険とも言われていますが、
最大の特徴は何といっても保険料の安さです。

 

代理店で加入したケースと比べると、保険料が
数万円安くなるケースが当たり前のようです。

 

これほどまでの安さを実現しているのは、ダイレクト系
が採用している徹底したコストカット戦略にあります。

 

代理店に頼らず顧客と直接取引を行うことで手
数料を抑えたり、事故対応拠点を集約させるこ
とで設備費・人件費のカットを実現しています。

 

ただ、安さ故に事故時の対応が不十分になるのでは?
と疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

 

さて、1997年以降保険の自由化が実現され日本にも
外資系の安い自動車保険が次々と参入してきました。

 

いわゆる通販型自動車保険の登場です。

 

日本では1997年のアメリカンホーム社が先駆けとし
て通販型保険の第一号となり、その後様々な損保会
社がダイレクト型自動車保険を販売しています。

 

ネット型自動車保険の安さの秘密は大きく分けると2点です。

 

@「代理店を挟まないことで手数料をカット」
ネット型自動車保険は、代理店に支払う手数料を
カットすることで保険料の安さを保っています。

 

自動車保険は保険会社から直接販売されることはありません。

 

私たちの身近なものに置き換えると、家電製品をメー
カーからではなく量販店が販売することに似ています。

 

自動車保険の場合も損保ではなく代理店が販売元とな
り、顧客に保険商品を提供しているというわけです。

 

この時、保険代理店は保険契約を取るご
とに損保会社から手数料を貰っています。

 

簡単に言えば、保険商品を売ってくれたお礼のようなものです。

 

保険料は純保険料(純粋に保険に使われるお金)+付加保険料
(人件費・手数料など)で決められますが、代理店型の場合は、
この手数料がある分どうしても保険料が高くなってしまいます。

 

しかし、ネット型自動車保険はネットを使ってユーザーと
直接契約するため、代理店に支払う手数料がかかりません。

 

損保側としては大きなコストカットとなるため、
その分保険料も安く抑えられるということです。

 

A「外注化を図り人件費をカット」
外注化をうまく進めることも保険料の安さへとつながります。

 

事故が起きると、保険会社は鑑定や被
害者・加害者との面談などを行います。

 

ここは機械化できないため、どうしても人間の力が必要です。

 

言ってしまえば人件費のかかるところ。

 

大手損保は鑑定人も自社で抱え、事故対応
拠点も全国各地に数多く点在しています。

 

しかし、ダイレクト型自動車保険は鑑定は外部委託し、
対応拠点も都市部に集約させていることが多いです。

 

大手損保のグループ会社なら親会社の
対応拠点を利用するケースもあります。

 

こうした人件費のカットも、ダイレクト型自
動車保険ならではの戦略と言えるでしょう。

ネット型の安さゆえのデメリットとは?

ネット型保険にも弱点があります。大きく2点です。

 

@「代理店に見られるような担当者が付かない」
ネット型は保険会社との直接契約となるので、
代理店の担当者のような存在がいません。

 

補償内容も自分で決めなければいけないですし、
そういう意味ではある程度の知識が求められます。

 

一方の代理店型ならピッタリな保険内容を
選んでくれますし、わからないこともこち
らから何でも質問でき応えてくれます。

 

事故発生時にも駆けつけてくれる場合も多く、こうした
手厚い対応が代理店型自動車保険の大きな魅力でしょう。

 

ところが、代理店が勧めてくる補償プランが無
駄のないプランかと言えばそうとも限りません。

 

相手も営業マンですから、自社の利益を考え
てプランを提案してくることも当然あります。

 

逆にネット型であれば自分の保険を組むことができます。

 

短所長所とも言いますが、この点においてはどち
らにもメリットがあると考えることもできます。

 

A「電話対応がメインとなる」
事故を起こすと保険会社は事故対応を行ってくれます。

 

被害者との面談、示談交渉など、これはどこの損保でも相違ないです。

 

しかし、ダイレクト型の場合は対応拠点数が
都市部に集約されているため、地方の場合だ
と電話対応がメインとなることもあります。

 

顔も見えない相手と交渉してもなかなか話
し合いがまとまらず、示談がスムーズにい
かなくなることがあるのも事実です。

ダイレクト系の事故対応が悪いという噂

ネット型は事故対応が十分でないとも言われています。

 

果たしてそれは本当なのでしょうか?

 

はっきり言うと、ネット型だから事故
対応が悪い
というのは全くの誤解です。

 

損保会社によって事故対応サービスの質に違いは表
れるかもしれませんが、ネット型だからと言って事
故対応のサービスが悪くなるわけではありません。

 

そもそも、ネット型であろうと代理店型であろうと最終的
には損保の事故担当者がその後の処理を行ってくれます。

 

例えば、事故直後の電話サポート、また相手側
との示談交渉サービスや修理費についての説明、
これらはネット型でもすべて対応します。

 

代理店の担当者というのはあくまでも保
険会社との仲介役であり、何か大きな処
理をしてくれるわけではありません。

 

ネット型は担当者がいないから、または安いか
らということを理由に思い込みで事故対応が悪
いと判断するのは早計だと言えるでしょう。

 

「安さと事故対応の関係」
ネット型の自動車保険の中でも、保険料が特に安い損保もあります。

 

代表的なのはSBI損保とアクサダイレクトです。

 

実際に見積もりを取ってみるとわかり
ますが、他社よりもかなり安いです。

 

こうした損保の事故対応が気になる方も多いのではないでしょうか。

 

「安いから揉めるではない」
まず重要な点として、交通事故は保険
の問題ではなく損害賠償の問題です。

 

事故相手が存在していので相手次第であり、大
手でもダイレクト系でも揉めるときは揉めます。

 

交渉難航=事故対応が不十分というプロセスは成り立ちません。

 

かつての自動車保険には示談代行サービス自体
ありませんでしたが、今の時代はどこの保険会
社でも示談代行サービスを行っています。

 

休日や夜間の初期対応も大手だけでなくダイレクト
系も同じように行っているため、この点は安くても
必要十分な体制は整っていると言えるでしょう。

 

「ダイレクト系の初動対応時間に差異」
逆にソニー損保やセゾン自動車火災といったダイ
レクト型の中でも、高めの自動車保険はどれだけ
価値があるのか気になるのではないでしょうか。

 

高めのダイレクト系でまず目につくのが、初期対応サービスの対応時間です。

保険会社 平日 土曜・日曜
SBI損保 9:00〜19:00 9:00〜17:00
アクサダイレクト 9:00〜19:00 9:00〜19:00
ソニー損保 9:00〜20:00 9:00〜20:00
セゾン自動車火災 9:00〜20:00 9:00〜20:00

 

365日24時間事故受付という表現を聞いたことがあるかも
しれませんが、受付と事故対応を行うのとは別の話です。

 

初動と言いますが、事故が起きた時にど
のように対応するかは非常に重要です。

 

自分が加害者側なら、「相手から代車を要求された」「病院
から治療費を請求された」などわからないことも多いですか
ら、初期段階で説明や対応してもらえるのは安心できます。

 

この点は少し安めのダイレクト系の方が見劣りする
とは思いますが、事故は基本的にその場では解決し
ません(修理や治療後に示談)から、明日改めて連
絡しますという対応で問題ない事の方が多いです。

 

その昔は、大手も金曜日の夜に事故があっても週
明けの月曜日に連絡しますという対応でしたから、
現在は安めのダイレクト系としても、翌日対応を
取っているので随分進歩したと感じています。

 

「現場急行サービスで手厚いサポートを実現」
次に、高めのダイレクト系では現場急行サ
ービスを提供しているのが目につきます。

 

事故現場への急行サービスはソニー損保だとセコム、
セゾン自動車火災だとALSOKに外注しています。

 

これは、顧客の要望に応じて警備会社の
隊員を事故現場に派遣するサービスです。

 

大手損保では現場急行サービスは提供していませ
んが、代理店の人が駆けつけることがあります。

 

現場急行サービスは安めのダイレクト系
にはありませんので、事故を起こして不
安の中では心強いサービスと言えます。

 

一方、警備会社の隊員には示談の権限も支払いの権限もありません。

 

あくまで一般論の説明や事故現場の確認が主な業務なので、
その場で解決することはありませんのでご注意ください。

 

事故は双方利害が激突する場合もあります
ので、そんな殺伐とした場面では警備会社
が来てくれるのは安心かもしれません。

 

セゾン自動車火災ではつながるボタンというものを配布し
ており、スマホアプリと連動して、ワンプッシュでALSO
Kの駆けつけ要請ができるのは面白い仕組みだと思います。

 

「SBI損保・アクサダイレクトの訪問サービス」
一方、SBI損保やアクサ、ソニー損保もですが、死亡事
故や入院事故などでお客様訪問サービスを行っています。

 

これも大手損保では実施していないので、安
くても安心というところに繋がると思います。

 

もっとも、大手だと代理店が訪問したり全国に拠点があるの
で、拠点で担当者と面談したりということは当然できます。

 

言ってしまうと、大きな差別化にはならない印象のサービスです。

 

それでも曖昧なものではなく、そういう制度が選
択肢としてあるというのは意味があると思います。

 

安めのダイレクト系も必要十分な体制であった
り、高めのダイレクト系は対応面でその上を行
っているのがわかるのではないでしょうか。

 

普段使いの車は高めのダイレクト系へ、あまり
乗らないセカンドカーは安めのダイレクト系な
どと使い分けしても良いかもしれませんね。

代理店型にはないネット型の強み

ネット型自動車保険ならではの強みは以下の通りです。

 

「とにかく保険料が割安」
ネット型保険は本当に保険料が安いです。

 

代理店を間に挟まないシステムを取っている
ため、保険料の大幅な削減に成功しています。

 

繰り返し述べていますので、改めてお伝えする必要もないでしょう!

 

「ロードサービスが充実」
ロードサービスの充実度もネット型保険の大きな強みです。

 

ネット型保険の各社は、大手損保との差別化を
図るためにロードサービスを強化してきました。

 

バッテリー上がりやキー閉じ込みなど簡易作業は大
手も対応してくれますが、無料レッカーの距離、ト
ラブル時に用意してくれる宿泊費や帰宅費などはネ
ット型の方が充実している傾向にあります。

 

また、大手損保でロードサービスを利用す
るには、30分以内の簡易作業の他は事故か
故障でなければ対応してくれません。

 

例えば、冬場に凍結路面でタイヤが空転して抜け出
せないスタックという状況が起こりますが、大手は
事故や故障でもない限り対応してくれません。

 

ロードサービスを呼んでもらうことはでき
ますが、費用は自己負担となっています。

 

一方ネット型は、対応している会社が多いので
ロードサービスはネット型に軍配が上がります。

 

「インターネット割引がある」
ネット型保険の場合、各社インターネット割引を設けています。

 

金額としては1万円のところが多いですが、中には
最大2万円の割引を実施している会社もあります。

 

こうした割引は代理店型にはないため、ネット型保
険の方が大幅に保険料を安く抑えることができます。

 

「必要なものだけを選べる」
ネット型の場合、自分に必要なものだけを選べるので
保険料の節約につながるというメリットもあります。

 

代理店型の場合、担当の販売員がおすすめのプラ
ンを紹介してくれますが、場合によっては少し贅
沢なプランを勧めてくることもあります。

 

その際に無駄なプランだと判断できたりきっぱりと
断れればいいのですが、知識があまりない場合だと、
これも付けた方がいいのか?」と言われるがまま
に契約してしまうケースも少なくありません。

 

一方で、ネット型保険の場合は時間をかけてじっくり
と保険内容を吟味できるので、自分に必要なものだけ
を選べるため余計な出費を防ぐことができます。

 

特約など、余計なものをおすすめされな
ければ自動車保険は割とシンプルです。

 

それほど難しいことではないので、わざわざ担
当の営業マンを付けなくてもしっかりとした補
償プランを組むことは十分可能でしょう。

 

「強引な営業を受けなくていい」
代理店型の場合、営業マンから補償プラン
を提案されることになりますが、どうして
も強引な営業をされることがあります。

 

代理店も自社の儲けがありますから、自社にとって有利
な補償プランや損保会社を勧めてくることがあるのです。

 

ネット申込ではそうした強引な営業活動を受け
ることも一切ありませんから、余計なストレス
を抱えることなく保険を選ぶことができます。

 

今や自動車保険もネットで選ぶ人口が非常に多くなっています。

 

申し込みの手軽さ、保険料の安さ、そして大
手損保では得られないロードサービスの充実
などがネット型保険が選ばれる理由です。

 

背に腹は代えられぬと言いますが、やは
り保険料の安さに勝るものはありません。

 

近年は事故対応も各社充実しており、特にソ
ニー損保やセゾン自動車火災などはユーザー
の満足度も非常に高いものとなっています。

 

保険料に加え、ユーザーの満足度も高まっているネット
型自動車保険は、更新間近な人もそうでない人も、気に
なった時点で見積もりを依頼することが大切です。

 

一括見積りは最短5分程の入力だけで簡単にできるサービスです。

 

まずは複数社比較をしてみて、保険料の見直しを図ってみましょう。

 

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