AIG損保の口コミ真相解明!その実態は?

AIG損保の補償内容には以下のような特徴があります。

 

・特約の数がとても豊富。
・自動セットされている特約は少ない。
・加入者のニーズや希望に合わせやすい柔軟性の高さ。

対人賠償保険

・対人臨時費用保険金
・対歩行者等事故傷害特約

対物賠償保険 ・相手車全損時臨時費用特約
人身傷害保険

・人身被害特別費用保険金
・人身傷害の被保険自動車搭乗中限定特約
・人身傷害諸費用特約
・介護費用特約
・福祉機器等取得費用特約

車両保険

・車両価額協定保険特約
・車対車事故免責ゼロ特約
・地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約
・車両搬送費用特約
・車両搬送時諸費用特約
・車両搬送後レンタカー費用特約
・レンタカー費用補償拡張特約
・対物事故時の自動車修理10万円限度特約
・車両全損時超過修理費特約
・車両臨時費用特約
・車両保険無過失事故特約
・車上狙い被害費用特約

ロードサービス

・レッカーけん引・搬送の手配
・30分程度の現場応急作業を無料で
・修理後車両運搬業者の手配
・臨時帰宅手段・宿泊施設の案内

全体の特約等

・弁護士費用等特約(自動車事故プラン)
・弁護士費用等特約(ワイドプラン)
・携行品特約
・日常生活賠償責任特約
・車内身の回り品特約
・自宅・車庫等損害特約
・支払用カード・個人情報不正使用被害等補償特約
・他車運転特約
・臨時代替自動車特約
・ファミリーバイク賠償責任特約
・ファミリーバイク人身傷害特約
・被害者救済費用特約

 

上記のように特約は豊富でかつ自動セットされるものが
少ないので、加入者のニーズに幅広く応えてくれます。

 

ただし、ロードサービスはいま一つです。

 

無料で提供されるサービスは現場応急作業だけ
で、それ以外は手配するか案内するだけです。

 

それぞれの費用を補償してほしいなら、車両搬送費用特約、車両
搬送時諸費用特約、車両搬送後レンタカー費用特約などを付加し
なければなりません(いずれも車両保険付帯が前提条件)。

 

「ひとつ上を行く自動車保険」というキャッチコピーのAIG損保。

 

顧客の声に応えた保険を目指し、地味ながらも事故対応な
どの評価が高く安心して利用できる代理店型自動車保険。

 

保険料は割高だが、これから合併の効果が出てくれば
再び事故対応満足度で上位に出てくる可能性はある。

 

事故対応を重視する人にとっては有力な選択肢になるでしょう。

 

AIG損保の前身である富士火災海上保険は、
1918年から続く歴史の長い中堅保険会社です。

 

AIG損保の自動車保険は富士火災海上の
商品ラインナップを引き継いでいます。

 

自動車保険はベリエストという主力商品を扱って
いて、事故対応もAIG損保の社員がしっかりと対
応してくれその評価も良く好感が持てます。

 

歴史のある損保会社ですから知名度はありますが、
一般個人ユーザーへの認知度は低いかもしれません。

 

それでも知人から勧めがあった場合は、検討して
みても損はない自動車保険の一つだと思います。

 

さて、2018年1月に富士火災海上とAIU保
険の合併により誕生したのがAIG損保です。

 

米国に本拠を置く世界的な保険会社AIGグループの日本法人
ですが、AIGグループは世界中で保険事業を展開しています。

 

米国の経済誌フォーチュン誌が毎年発表しているグローバ
ル500(世界の企業の収益ランキングトップ500)による
と、2019年の損害保険会社のトップ10は次の通りでした。

 

1位:バークシャー・ハサウェイ(アメリカ)
2位:アクサ(フランス)
3位:ステートファーム保険(アメリカ)
4位:中国人民保険(中国)
5位:再保険(ドイツ)
6位:MS&ADインシュアランスグループ(日本)
7位:東京海上グループ(日本)
8位:AIGグループ(アメリカ)
9位:チューリッヒ保険(スイス)
10位:ネーションワイド(アメリカ)

 

AIGグループは8位につけています。

 

また、MA&ADインシュアランスグループ(あいおいニッセ
イ同和損保、三井住友海上)や東京海上グループ(東京海上
日動)といった日本の損保グループも頑張っているようです。

 

損害保険会社は大きく代理店型とダイレクト型に
分けられますが、AIG損保は代理店型の損保です。

 

代理店型損保の場合、全国の代理店がユー
ザーの窓口となってサポートしてくれます。

 

代理店がなく、消費者がネットや電話で損害保
険会社と直接やり取りするダイレクト型に比べ
て顧客への対応は手厚いという特徴があります。

 

その反面、保険料はダイレクト型より高くなります。

 

自動車保険の補償内容はどの商品も類似していますが、だ
からこそ、商品の差が出るのはどんな補償があるかよりど
の程度の品質で補償が提供されるかだと思います。

 

ところで、保険は形のない商品なので、品質
を知ろうとしたら実際に利用した人の評判を
聞いたり口コミを見たりするしかありません。

 

特に参考になるのが、中立的なマーケティング調
査会社による規模の大きな顧客満足度調査です。

 

ただ、この種の調査には自作自演やステマや
組織票などのリスクが潜んでいるので、一つ
の結果を鵜呑みにせず複数の調査結果を突き
合わせて判断材料にしたいものです。

自動車保険顧客満足度ランキング

「J.D.パワーの事故対応ランキング」
米国に拠点を置く世界的マーケティング調査会社J.D.
パワーは、自動車保険の事故対応の顧客満足度調査
を毎年実施しランキングを公表しています。

 

AIG損保を含めた自動車保険4社を比較しています。

保険会社 2019 2018 2017
AIG損保 7位 3位 8位
損保ジャパン日本興亜 3位 4位 4位
東京海上日動 4位 2位 2位
三井住友海上 6位 7位 6位

 

2018年と他の2年とで差がありますが、総合的に見
てAIG損保の評価は三井住友海上と同レベルです。

 

つまり、大手損保と同等レベルの高評価だと言えると思います。

 

「価格コムの事故対応ランキング」
価格コムも毎年自動車保険の顧客満足度ランキングを発表しています。

保険会社 2020 2019 2018
AIG損保 1位 8位 5位
損保ジャパン日本興亜 4位 7位 7位
東京海上日動 6位 5位 2位
三井住友海上 2位 2位 5位

 

AIG損保の順位は年度により上下動がありますが、
総合的に見て損保ジャパン日本興亜よりやや上です。

 

これにおいても、大手損保と同等レベルの良い評価です。

 

「オリコンの事故対応ランキング」
オリコンの調査は部門数が多岐に渡るので、事故対応に
関わりのある3部門の過去3年の順位を表示しています。

AIG損保 2020 2019 2018
事故対応 4位 5位 5位
調査・認定結果 6位 6位 2位
受取額・支払いスピード 6位 8位 3位

 

2018年は素晴らしい順位ですが、それに比
べると2019年、2020年はやや落ちています
が、平均して5〜6位あたりでしょうか。

 

このランキングで5〜6位ということは、
大手損保と遜色ないという結果でしょう。

AIG損保の口コミ評価を確かめる

「安心・満足・良い口コミ」

 

手厚いセット補償の他、深夜や休日でもAIG損保の社員がスピーディーに事故対応してくれるところに、ひとつ上を行く安心感があるのでしょう。


 

事故受付時の対応がとても早くて助かった。はじめての事故でどうしていいのか分からずに私が混乱していると、電話越しに冷静に優しい口調で今後の対応について的確なアドバイスをしてくれた。大きな不安を抱えながらも、最終的にはうまく解決してもらえたので良かった。


 

代理店の人がとにかく自動車保険のことを詳しく知っているうえに、落ち着いた対応をしてくれるため不安を感じることなくAIG損保に任せることができています。


 

代理店経由の保険ですので保険料だけで比較すると厳しいですが、事故対応などの口コミ評価は良好ですので、安心感を得たい人は一括見積りの選択肢に入れて良いと思います。


 

父がAIG損保に加入していたので私もAIG損保に加入しました。保険料は若干高めですが、特に不満を持ったことはない。担当の方の対応が素晴らしくて安心して任せられる。


 

我が家の車6台すべてAIG損保です。車両保険もすべて加入しているが、車両保険を実際に使うときにいろいろな制約があることが分かった。外資系の自動車保険は何かと厳しいところがあるから、要注意であることがAIG損保に加入して初めて分かりました。


 

丁寧な事故対応がすこぶる良かった。土日に電話してもすぐ対応してくれてとても助かりました。


 

事故を起こしてから保険金の支払いまでスムーズに進んだ。他社とは天と地ほどの差を感じた。


 

代理店の方から補償内容の選び方など丁寧なアドバイスを受けられるので、必要な自動車保険の知識がつきます。AIG損保専業代理店という制度は、こういう強みがあるんじゃないかと思います。


 

こちら被害者ですが、事故の相手がAIG損保だったがちゃんとした対応に好感が持てた。


 

ディーラーに勧められて契約したんです。AIG損保の自動車保険で万が一の事故の際、初動1時間以内、もらい事故にも対応するということを売りにしているので安心感があります。


 

困ったことはないですし、定期的にお知らせも届くし不自由していません。


 

AIG損保の自動車保険は他社に比べて正直高いな〜と感じます。以前、車をよそのお宅のフェンスにぶつけてしまい、代理店を通じて事故の連絡をしたことがあります。この代理店さんを信頼しているので、少し保険料が高くてもAIG損保の自動車保険に加入しています。代理店さんが事故の手続きをしてくださったようで、すぐに事故の担当者から連絡をいただきました。男性の方でしたが、物腰が柔らかく丁寧でとても安心しました。結局はフェンスの修理代がそれほどでもなかったので保険を使わなかったのですが、とても親切にしてくれて本当に感謝しています。今後もAIG損保の自動車保険にお世話になるつもりです。


 

これまでに何度もお世話になりました。保険料は若干高めですが、事故対応力はかなり良いと思います。ダイレクト系ではないので仕方ないと思いつつ、車両保険なしのサービス内容の価格が、他社の場合だと車両保険が付帯できます。ですが、やはり安心感の方が大切ですね。


 

面倒な手続きは専用の代理店にすべて任せられた。


 

物損事故の被害者ですが、加害者の保険がAIG損保でした。若い女性の担当者は迅速かつ丁寧な対応で、被害者感情を悪化させることなく円満に解決してくれました。保険は事故対応ですべてが評価できるということが、確信できる会社だと思います。


 

祝日の事故にも素早く対応してくれて助かりました。アフターフォローも優しい対応で満足です。


 

中堅損保会社という印象のAIG損保(旧富士火災&旧AIU保険)。イーデザインやソニー損保などと比べるとあまりメディアへの露出もなく、地味だな〜というイメージを持っていました。ですが、ある事故を起こしてしまった時からそのイメージが信頼できる保険会社というものに一気に変わったのです。駐車してあった車にこすってしまうという比較的小さな事故だったのですが、初めて起こしてしまった事故ということもあり、私は完全にパニック状態になってしまいました。なんとかダッシュボードから事故の受付窓口の電話番号を探し出して連絡したところ、非常に落ち着いた対応をしてくれ、おかげで私も冷静さを取り戻すことができたんです。その際に、これからどうすればいいかという明確な指示もしてくれたし、その後の手続きや保険金の支払いに関してもすべてAIG損保の担当の方がスムーズにやってくれたため、とても安心することができました。


 

急ブレーキの事故だったにも関わらず、相手の保険会社の人が心配してくれました。それがAIG損保の代理店の方でした。他の人の心配もしてくれるのは格好だけでもうれしかったです。


 

こちらが急ブレーキをかけ、後方から衝突された時の相手がAIG損保の代理店で、あっさりと10対0で相手方が悪いと認めてくれてほっとしました。相手方の代理店が良かったのだと思います。それがAIG損保の代理店でした。


 

ゴールド免許割引で保険料が16%割引になった。


 

様々な特約の中から私に合うものを提案してくれた。


 

とにかく素晴らしの一言。当方が信号待ちで停止中に後ろの車に追突され当方は全損。その後の対応は素早く、もちろん100%無過失で示談成立。しかも減価償却価格ではなくて、市場の中古車売価で損害賠償金が出て大満足です。やはり代理店方式はすごいと思いました。


 

他と比較しても保険料は高いですね。SBI損保と同じ条件で3万円も違いました。しかし、駐車している車にぶつけるという事故を起こしてしまったのですが、対応も非常に良く丁寧でした。そして等級そのままで両者の車はきれいに直りました。高い金額でも事故時の対応が良ければ問題ないんだと思っています。


 

いろいろ割引を組み合わせてみたら、かなり保険料が安くなりうれしかった。


 

自動車販売業者から勧められて加入しました。事故対応の良さにはかなりびっくりしました。これで保険料がもう少し安ければ100点満点でしょう。


 

残念ながら保険料はダイレクト系より高めの保険会社だと思います。でも事故対応は優れているのではないでしょうか。事故の受付をしてもらってから1時間以内で初期対応の状況説明をしてくれましたし、数日後には自宅に直接来てくれて丁寧に説明をしてもらえました。AIG損保は顧客のことを考えた誠意のある対応ができる会社だと思っています。


 

火災保険と一緒に入っているので安心感がある。事故処理はスピーディーで完ぺきだった。


「不安・不満・残念な口コミ」

 

保険料が高すぎます。ただ、事故の対応などは安心してお任せできます。代理店の当たり外れで変わるかもしれませんが...新車購入3年間くらいなら安心できる保険だとは思います。でも、中古車や3年以上所有している車なら、他の保険会社に変えたほうが維持費的には良いかもしれない。自分もあまりに高いため他社に切り替えたんですが、本当のところサービスが良いだけに残念です。


 

店の駐車場の出口で待っている時に追突されてしまい、その衝撃でムチ打ち症になり現在治療中です。事故の相手の保険会社がAIG損保だったんですが対応が悪く、連絡があったのは最初の1回だけで呆れるほどふざけた口調でした。あまりに失礼な態度だったので口論になり、その電話のあとは連絡がありませんでした。仕方なく1ヶ月後にこっちから連絡したところ、最初と同じように失礼な口調で、「そちらにも過失があり賠償金の払いはできない」と言われてしまいました。加害者にこの対応をはなし、担当者に伝えてくれたと思うのですが、何も改善されることなく加害者も困った様子でした。このままだと裁判沙汰になるかもしれません。AIG損保って有名な会社と思うんですが、社員教育はされているんだろうかと疑問です。


 

事故の相手がAIG損保です。対応が遅すぎだし、いろいろな手続きもこちらから連絡しないと1ヶ月放置とかありました。6月に10対0の事故をして8月に通院も終わっているのに、未だに示談の話もしていません。もし自分がこの会社だったら相手方に申し訳ないので、私はオススメしません。


 

他の口コミ情報で書かれているとおり、事故の相手がAIG損保となると最悪です。人としてのまともな話し合いができない。そういった社風なのでしょうか?


 

私が事故にあった時の相手方の保険会社がAIG損保で、担当者が最悪でした。話し方は荒く、こっちが意識すると明らかに態度が悪くなり、留守電に入っていたので電話すると折り返しの電話をかけ直さないし、まったく示談する気にもなれませんでした。途中で異動になったのはそのせいかしら...


 

被害者の心境を全く分かるつもりがないのか、担当が上から目線の応対は外資系会社の方針なのでしょうか。弁護士特約がある方は、AIG損保との交渉は弁護士さんにお任せしたほうがベスト。こんな対応をするAIG損保では、万が一加害者になった場合被害者の方に申し訳ないので契約はもうしません。


 

自動車事故で家が被害に遭いました。家を建てていただいた建築会社に修理見積もりを依頼し、その見積もりをAIG損保へ送りました。この建築会社はもともと少し割高でしたが、仕事が良かったので工事を依頼したのですが、AIG損保は自社の修理見積もりより割高という理由で、事故から3週間経過していますが、修理見積もりのOKを出さずに未だに修理の予定も立っていません。いつもこちらからどうなったのかということを聞かないと連絡もなく、私にはほったらかしにされているように感じます。他の自動車保険もこんなものでしょうか?それともAIG損保だけがこのような対応なのでしょうか?


 

最悪の保険会社です。対応が悪く、高い保険料を払っているのにこれはない。


 

父親に言われるがままAIG損保の代理店へ。パンフレットを見せられてもよく分からず、結局父親が決めて契約させられてしまった。自分が悪いのですが正直不安でいっぱいです。


 

やはり割高かな? ダイレクト系に切り替えようか迷っています。


 

見積もりをしてみれば分かると思いますが、保険料を安くしたいというニーズの人にとってAIG損保は合わないと思います。知名度はあまり高いとは言えず、他の大手代理店型損保と比べても大して保険料は安くないどころか、逆に平均よりも高いかもしれませんね。


経営状況・業績

AIG損保としての営業開始は2018年1月からです。

 

当時すでにAIGグループの傘下にあった富
士火災海上とAIUが合併して設立しました。

 

富士火災海上は1918年創業、AIU保険は1946年日本上陸
なので、日本の損保市場での実績は申し分ないでしょう。

 

老舗と言えるAIG損保の決算データを基に、ここ3年の業績を調べました。

社名 AIG損害保険株式会社
設立日 1946年
所在地 東京都港区虎ノ門4丁目3番20号
主要株主 AIGジャパン・ホールディングス(100%)
経営の健全性 ソルベンシーマージン比率:1,189.5%
格付け情報:A+(S&P)
売上高

2016年:64,855百万円
2017年:106,788百万円
2018年:212,072百万円

収益

2016年:−1,053百万円
2017年:2,838百万円
2018年:15,427百万円

 

合併したばかりなので、まだ落ち着いてい
ない時点での売上高や収益のデータです。

 

2018年度の売上高は合併前の富士火災海上の数字に届いて
いませんが、新会社が黒字スタートできたのは好印象です。

 

保険金支払能力を表すソルベンシーマージン比率は1,000
%を超えており、また、企業格付けもA+と高評価です。

 

自動車保険を任せる会社として十分
に期待できるのではないでしょうか。

新規加入?継続更新?

自動車保険で提供される保険のうち、ほとんどの人に必
要と考えられるのは対人賠償保険と対物賠償保険です。

 

したがって、この2つの保険を必須の補
償にしてそれ以外の保険・特約は加入者
が自由に選べるようにしてほしいです。

 

その理由は保険料の無駄がなくなるからです。

 

損保会社によっては、商品をわかりやすくするために人気
の高い保険・特約を自動的に組み込んで販売しています。

 

しかし、それも程度問題です。

 

自動で組み込まれている保険・特約が目立
って多いと利益優先を疑ってしまいます。

 

では、AIG損保の自動車保険はどうかと言いますと、A
IG損保は個人向けに2つの自動車保険を販売しています。

 

どれを選ぶかによって設計の柔軟性は異なります。

商品名 特徴
AAI 個人だけでなく法人のニーズにも対応できる自由設計の商品
AAP 個人向けに最適化された商品

 

この2商品をベースにして3つのパッケージが用意されています。

 

ニーズ別のおすすめ補償プランのようなものです。

 

・ベリエスト:事故が起きた時の補償・サービスを充実。
・ミューズ:こちらのケガや損害を手厚く補償。
・ベリエストミューズ:ベリエストとミューズの特色を併せ持つ。

「AAI」か「AAP」を基に自分に合った補償を

せっかくベリエストをはじめとしたパッケージがあるので素
直にどれかを選んでも良いですが、中身にこだわるなら「AA
I」か「AAP」を基に最適なプランを作成したいところです。

 

「ベリエスト」「ミューズ」「ベリエストミューズ」の3パ
ッケージはかなりの手厚い仕様になっていますが、使う見込
みのない補償・サービスが紛れ込んでいるかもしれません。

 

「個人や一般世帯が加入するなら...」
「AAP」が第一候補になります。

 

「AAI」にはない「AAP」の特徴に、リスク
細分の仕組みが導入されている点があります。

 

年齢条件の区分が「AAI」より細かくなっ
ていて、それにより保険料が異なります。

 

また、免許の色や車の使用用途も保険料に影響しま
すので、こういう仕組みは「AAI」にはありません。

 

中高年の方、ゴールド免許の方、日常・レジャー用に車を
使う方などは「AAP」のほうが保険料を安くできそうです。

 

「一方、補償プランの自由度なら...」
「AAI」が優れています。

 

「AAP」では対人賠償、対物賠償、人身傷害、
無保険車傷害が必須の補償となっています。

 

「AAI」にはそうした縛りはなく、無駄を削
ぎ落して保険料を安くできると思います。

 

いずれにしても、代理店型なので代理店担当者とじっくり検
討できますから、まずは担当者にニーズを的確に伝えられる
ようにこちらの希望や条件をしっかりと絞り込みましょう。

AIG損保は代理店数が少ない?

代理店型自動車保険に加入しても、代理店が近隣
にないと対面でのサービスを受けにくくなります。

 

電話、郵送でのやり取りが大半になってしまいがちです。

 

こうなると、代理店型の高い保険料を払いながら受けら
れるサービスはダイレクト型並みになってしまいます。

 

代理店が利便性の高い場所に立地してい
ることは、基本的な重要ポイントです。

 

AIG損保の実質的な代理店数は公式資料によ
ると、2019年3月末時点では23,575店です。

 

ちなみに損保ジャパン日本興亜の代理店数は53,734店
なので、AIG損保はその半分以下ということになります。

 

とは言え、23,575店という数はコンビニ最大手のセブンイ
レブン(20,955店)より多い数ですので、その全てが自動
車保険を扱える代理店だったら十分な数字だと思います。

 

けれど、保険代理店にもいろいろあります。

 

・保険専業の代理店
・車の販売業や修理工場
・住宅販売会社等
・金融機関の窓口販売
・旅行会社

 

AIG損保の場合、自動車保険を扱える代
理店がどのくらいあるのか分かりません。

 

ただ、2020年の現在、同社の公式サイトから
検索できる代理店はたったの640店だけです。

 

これが全てではないとしても、不安になる店舗数です。

 

「最寄りに代理店がなければ他社を探す」
公式サイトで検索して近隣に代理店が見つからなくても、
AIG損保に問い合わせをすれば見つかる可能性があります。

 

ただし、もし最寄りに代理店がないような
らAIG損保をスルーするのが賢明でしょう。

 

加入者がやり取りする相手は代理店が90%以上です。

 

損保会社の従業員と接するのは事故を起こした時な
どと限定的ですから、したがって、代理店の利便性
が低いことは大きなマイナス要因だと言えます。

主な補償内容

相手への補顧

・対人賠償保険
・対物賠償保険
・相手車全損時臨時費用特約

けがの補償 ・人身傷害保険
車の補償

・車両保険
・車両搬送費用特約
・車両搬送時諸費用特約
・車載身の回り品補償特約
・車両全損時諸費用特約
・事故レンタカー費用特約

 

上記の基本プランの他に、ベリエストAセット、ベリエストBセット、
ON/OFFセットがあり、一つでも複数でも組み合わせることが可能です。

ベリエストAセット

介護費用特約

・約款に定める1級から9級の後遺障害を被り、かつ保
険会社の定める介護状態になった場合に支払われる。
・休業保険金

福祉機器等取得費用特約

・福祉車両や電動いすなど福祉機器の取得が必要
と認められた場合、300万円を限度に支払われる。

ベリエストBセット

携行品特約

・携行品1個(1組)あたり10万円限度
・保険期間1年につき30万円限度

日常生活賠償責任特約 ・保険金額:無制限

ON/OFFセット

休業お見舞い(所得補償特約)

・契約時有識者であること
・休業保険金
・臨時費用保険金

対物事故時の代車費用5日間特約

・日額5,000円(5日間限度)
・車両保険:セットされた契約の場合
・代車費用特約(代車借入条件付実損
払い方式)の特約を選ぶことも可能

 

また選べる補償として弁護士費用特約、
車両保険、搭乗者傷害保険もあります。

 

目を引くのは、ベリエストAセットの介護費用
特約と福祉機器等取得費用特約、ON/OFFセッ
トの休業お見舞い(所得補償特約)があります。

 

死亡や一定期間就業不能、要介護状態になるような
大きな被害を受けた時に頼りになりそうな補償です。

 

もちろん、手厚い分保険料も高くなってしまいますが...

事故対応

初期対応受付時間 ・24時間365日(深夜・休日でも初期対応)
事故対応体制

・AIG損保の社員が常駐
・安心コール1(希望があれば事故受付完了から1時間以内に初期対応の状況報告)
・事故後ご自宅訪問(希望があれば事故受付完
了から48時間以内に担当スタッフが自宅へ訪問)
・ロードレスキュー

 

事故の受付時間は9:00〜21:00の保険会社が多く、オペレータ
ーから担当者の順で対応されるのが一般的ですが、AIG損保では
社員が常駐し、深夜・休日でも平日と同じ対応をしてくれます。

 

1時間以内の初期対応状況のお知らせや、希望すれば48時間以
内に担当スタッフが自宅を訪問してくれるサービスもあります。

主なロードサービス

サポート拠点 ・全国約211箇所
車へのサポート

・レッカー
・搬送業者の手配
・ガス欠(燃料10リットル限度、年1回)
・バッテリー上がり(年1回)
・現場応急対応(パンク、インロック、オイル・冷却水補充)30分程度の応急作業
・臨時帰宅手段・宿泊施設のご案内

人へのサービス ・メディカルアシスト(医療の機関の案内、医療相談など)

比較して他社に乗り換えもあり

AIG損保は2018年にAIU保険と富士火災海
上保険が合併して誕生した自動車保険です。

 

もともとAIUはAIGグループのため、富士火災との合併を
機にグループ名をAIGと名乗ったと考えれば良いでしょう。

 

同じAIGグループはアメリカンホーム保険があ
りますが、保険の新規募集を停止しています。

 

自動車保険はベリエストという主力商品を扱って
いて、事故対応もAIG損保の社員がしっかりと対
応してくれ、その評価も良く好感が持てます。

 

さて、AIG損保の自動車保険の内容ですが、保険料は免許
証の色・車の使用目的・運転者で算出され、年間走行距離
は無関係のため走行距離が短くても安くはなりません。

 

しかし、年間走行距離が15,000キロ超えの
人には有利に働く可能性があるようです。

 

また、割引項目にはノンフリート等級・新車
割引・ASV割引・ハイブリッド&電気自動車
割引に加え、長期優良契約割引があります。

 

長期優良契約割引はそれほど珍しくはありませんが、
他社の自動車保険では廃止していたりすることもあ
るため、この点は評価のポイントになるでしょう。

 

補償内容の面では特に珍しい点は見えませんが、
特約の中には他社では見かけないものがあります。

 

それはカード不正使用特約という補償です。

 

例えば、カード不正使用特約では保険料支払いのカードが不正
使用されると、その費用をカバーしてくれるというものです。

 

また、ロードサービスは特約での付帯と
なり、保険料が加算される仕組みです。

 

レッカー移動・現場での応急措置と対応・自走不
能時の帰宅・代替交通費の補償などがあります。

 

このことから、多くの保険会社が揃えているサ
ポートは一通りはあるといった印象でしょうか。

 

他社と異なるのは、ロードレスキューミニを選択して
車両運搬と宿泊費用補償をカットできる点にあります。

 

手間は増えますが、その分だけ保険料
は抑えられるのではないでしょうか。

 

AIG損保の自動車保険は合併して間も
ないので、情報の不足感が否めません。

 

けれども、AIG損保口コミでは前身である富士火
災の自動車保険の事故対応での評価はとても良い
ので、今後の展開に期待したいと思います。

 

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