日新火災海上の口コミ真相解明!その実態は?

日新火災海上は東京海上グループの損保会社で、代理店
型自動車保険としては中規模ですが安定性は高いです。

 

日新火災海上は前身となる会社が1908年に
設立し、歴史と実績がある保険会社です。

 

2006年から業界大手の東京海上日動が率いる東京
海上グループに入っています(100%の子会社)。

 

日新火災海上は代理店型の損害保険会社で、会社の
売り上げの半分以上を自動車保険が占めています。

社名 日新火災海上保険株式会社
設立日 1908年
所在地 東京都千代田区神田駿河台2丁目3番地
資本金 203億円
主な取扱商品 自動車保険・火災保険・傷害保険など

 

日新火災海上では、個人向けに「ユーサイド」と「アサ
ンテ」という名称の2つの自動車保険を販売しています。

 

ユーサイドはいわゆる一般的な自動車保険で、アサンテは
ユーサイドに「リサイクル部品使用特約」及び「指定修理
工場入庫条件付車両保険特約」を追加したものとなります。

 

この2つの特約が付くことで、事故で契約車両が損
害を被った時にその修理にリサイクルパーツを使用
し、日新火災海上が指定する工場で修理することを
前提に車両保険部分の保険料が約10%割引されます。

 

日新火災海上で自動車保険を契約する人で、特に自分が希
望する修理工場がなく修理パーツはリサイクル品で構わな
いという方などは、アサンテを選ぶと良いと思います。

 

「ロードサービス」
日新火災海上の自動車保険を契約すると、
以下のいずれかの条件が合致すれば自動
的にロードサービスは付帯されます。

 

・人身傷害補償をセット
・アサンテを契約
・フリート契約
・二輪自動車に関する盗難危険補償特約

 

同社のロードサービスの特徴は無料搬送距離の長
さにあり、200km以内であれば事故や故障で自走
不能になった場合に無料で搬送してもらえます。

 

これだけの距離があれば、ほとんどのケース
を無料でカバーできるので安心かと思います。

 

「特約」
日新火災海上ではニーズに合わせて様々
な特約を任意で付帯することができます。

 

・交通乗用具事故特約
・入院時諸費用特約
・弁護士費用特約
・日常生活賠償責任補償特約
・交通弱者補償特約
・車両新価保険特約
・代車費用補償特約
・人身傷害補償保険(定額払)
・ファミリーバイク特約
・事故時宿泊・帰宅・移動費用補償特約

 

これらの特約をセットすることで日常生活の
リスクへの備えを厚くしたり、入院時の補償
をプラスするなど、自分の状況に合わせた自
動車保険をカスタマイズすることが可能です。

代理店型は近隣にあってこそ有効

代理店型自動車保険はダイレクト型
より保険料は確実に高くなります。

 

高くなる一番の理由は、損保会社と加
入者との間に代理店があるからです。

 

代理店のコスト(社員の給料や事務所の維持費など)も保険
料に加算されるので、どうしても割高に設定されています。

 

その代わり、手続きをwebサイト、メール、電話で行
わなければならないダイレクト型と異なり、代理店の
担当者から対面でサービスを受けたり相談もできます。

 

ところが、日新火災海上のような規模の小さ
な代理店型は、そもそも代理店が少ないです。

 

代理店が遠方になると電話、メール、
郵送のやり取りがほとんどになります。

 

そのため、ダイレクト型自動車保険に加入するの
と大差がなくなってしまうという結論に達します。

 

代理店型並みの保険料を払いながらダイレクト型並みのサ
ービスしか受けられないのは、明らかに損だと思います。

 

「事故対応は好材料がある」
自動車保険は補償内容の差が付きにくいので、各
社の事故対応力が商品の品質を大きく左右します。

 

自動車保険の事故対応は代理店型で
あっても損保会社本体が行います。

 

したがって、代理店型だからといって自動
車保険の事故対応力が高いとは限りません。

 

損保各社の事故対応の評価を調べるなら、
公正なアンケート調査が一番参考になります。

 

「J.D.パワー顧客満足度ランキング」
米国に拠点を置く世界的マーケティング調査会社
J.D.パワーは、自動車保険の事故対応の顧客満足
度調査を毎年実施しランキングを公表しています。

 

そこで、過去3年間のランキングを調べましたが、
あいにく日新火災海上の名前はありませんでした。

 

この種のアンケート調査では、回答件数が決められ
た件数を下回ると圏外となって順位が付きません。

 

そのため、日新火災海上は3年続けて回答
数不足でランキングから除外されました。

 

日新火災海上の事故対応力は不明ですが、
良い材料がなければおすすめしにくいです。

 

「オリコン顧客満足度ランキング」
様々な分野のランキングを発表しているオリコンは、
自動車保険のランキングも毎年発表しています。

 

オリコンのランキングは項目数が多いのが特徴です。

 

ここでは、事故対応力に関わる項目に絞
って日新火災海上の順位を引用します。

 

なお順位が公表されるのは10位までで、
それより下の順位は圏外になります。

年度 事故対応 調査・認定結果 受取額・スピード
2019 6位 5位 5位
2018 6位 3位 5位
2017 9位 4位 8位

 

日新火災は3年続けて全部門が10位以内
に入っていますのでなかなか優秀です。

 

オリコンのランキングでは、日新火災海上の事故対応は好評です。

 

2つのランキングで結果はやや異なります。

 

ただ、J.D.パワーで回答数不足で悪
い評価だったわけではありません。

 

回答数は少ないけど、その中で好意
的な評価が多い可能性はあります。

日新火災海上の口コミ評価を確かめる

「安心・満足・良い口コミ」

 

初めて家族が対物事故を起こしてしまい、連絡を受けた私までがパニック状態になってしまいました。ただ、日新火災海上の方の落ち着いた対応には私たちも平常心を取り戻すことができました。その後はしっかりと今後の行動についてわかりやすく説明してくれ、問題解決まで一任できました。とても頼りになります。


 

日新火災海上に加入しているものです。いつも保険内容などについて不明点があるとコールセンターに問い合わせるのですが、みなさん大変丁寧です。そのうえ、客に対する礼儀作法もしっかりしているので、社員教育が行き届いているなと思いました。


 

先日車のエンジンがかからないという状況にあってしまいました。どうにもならないので急いで保険会社に電話すると、こちらの心配をしつつ迅速丁寧に対応してくださった。応急作業は無料ですので大変助かりました。これからもお世話になるつもりです。


 

修理工場が代理店を兼ねていてそこで日新火災に加入しました。おかげで事故後の修理も早く、相手側に対しても迅速に対応できた。横柄な態度はあいおい損保に負けますが、そんなのはどこでも一緒なんでしょう。


 

東京海上グループなので安心できる。我が家はみんなここの自動車保険に入っています。


 

割引の適用で何とか希望通りの保険料になりうれしいです。事故対応も問題ありませんでしたのでしばらくはこちらで継続更新します。


「不安・不満・残念な口コミ」

 

知人の紹介で加入したけどほったらかし状態なのでやめた。


 

物損事故で車両保険を使ったら翌年の保険料が超高くなり困り果てました。こうなると今まで支払っていた保険料がばからしくなり、ネット保険に乗り換えたところまずまずの保険料となり胸を撫で下ろすこととなった。日新火災は悪くないですが、やはり保険料の問題がネックかな。


 

保険料が高いのでダイレクト系に乗り換えた。二度と入らない。


 

代理店数が少なく家から遠いので、近場の車の修理工場で手続し最大手損保に切り替えた。


 

私は車をぶつけられた被害者だったのですが、加害者側の保険が日新火災でした。事故の相手は自分が悪いことを認めていたにもかかわらず、日新火災の担当者から、加害者が気が動転していて事故のことを覚えていないと言っていると連絡があり、その後無視され続けました。やっと車の修理の見積りを送って欲しい旨を伝えたのが2ヶ月後。送った後もさらに1ヶ月半放置状態。示談交渉が終わるまで物損なのに半年もかかってしまいました。他の口コミを見ると、どうやらこの保険会社は放置が当たり前のようです。


新規加入?継続更新?比較して他社に乗り換えもあり

同じ代理店型に乗り換えても保険料を下げる効果は乏しいです。

 

ただし、補償の品質や利便性を高めることはできます。

 

日新火災海上や代理店に不満があって、他の代理店型自動車
保険に乗り換えたいというのなら、東京海上日動や損保ジャ
パン日本興亜といった大手損保を検討してみてください。

 

損保業界で売上高トップ争いを繰り広
げている、日本を代表する2社です。

 

どちらも事故対応の口コミ評価は業界トップクラスです。

 

また、保険料は料金設定は近いですが、年によって
どちらが安いかが入れ替わるくらい差は小さいです。

 

両社とも代理店が多く、全国の市区町村ごとに一
つ以上ありますから乗り換えしやすいと思います。

 

さらに、もう一社付ける加えるならAIG損保をおすすめします。

 

社名が示す通り、米国のAIGグループ傘下の日本法人です。

 

ただし、前身の富士火災海上は1918年創立なので日本の実績は十分です。

 

売り上げ規模は、損保ジャパン日本興
亜や東京海上日動には遠く及びません。

 

しかし、ダイレクト型に比べるとまだまだ優勢でしょう。

 

AIG損保をおすすめする理由は事故対応の評価の高さです。

 

東京海上日動、損保ジャパン日本興亜と比べる
とやや劣るものの、毎年安定して高評価です。

 

不安な点は代理店の数が少ないことです。

 

代理店型自動車保険は、保険料が高い代わり
に代理店から対面サービスを受けられます。

 

つまり、代理店の立地が不便で電話や郵送でしかや
り取りできないとしたら保険料がもったいないです。

保険料を重視するならダイレクト型

保険料を大幅に、そして確実に下げたければダイレ
クト型自動車保険への乗り換えをおすすめします。

 

ダイレクト型はすべての手続きをイン
ターネット、電話、郵送で行います。

 

代理店型のように、諸手続きにおいて対
面でサービスを受けることができません。

 

人によっては、そこに不安を感じるかもしれません。

 

大きな不安を抱えたままダイレクト型
に移ることはあまりおすすめしません。

 

けれど、以下のどちらかに当てはまる方々
なら意外とスムーズに移行できるでしょう。

 

・すでに何回か保険を更新して補
償内容はここ数年固定されている。

 

・代理店の担当者とのコミュニケーション
は全てまたはほとんどが電話・郵送である。

 

当てはまる方は、手始めに以下のダイレクト型
自動車保険の見積りを検討してみてください。

 

「イーデザイン損保」
国内の損保市場では、東京海上日動と損保ジャ
パン日本興亜が激しく首位を争っています。

 

そんな東京海上系のダイレクト型がイーデザイン損保です。

 

会社の規模はまだ小さいですが、定評あ
る東京海上グループのサービスネットワ
ークを利用できるという強みがあります。

 

実際、イーデザイン損保の事故対応の評価
は代理店型の大手損保に引けを取りません。

 

イーデザイン損保の保険料はダイレクト型の平均に近い水準です。

 

また、同社は事故現場に駆けつけて支援・代行す
るサービスを全加入者に無料で提供しています。

 

ダイレクト型は補償が手薄いというイメージを覆す注目のサービスです。

 

「セゾン自動車火災」
同社の主力商品は「おとなの自動車保険」です。

 

保険料は...かなりクセのある料金体系です。

 

10〜20代はかなり高額となり、30代以降に
なってダイレクト型の平均に近くなります。

 

それでもダイレクト型の平均より高くなるケースが多いです。

 

例外は運転する同居の子供がいる世帯です。

 

このケースではトップクラスに安くなります。

 

事故対応の評価は...代理店型の大手損保並みの評価を
受けているので、不安を感じることはなさそうです。

 

事故現場に駆けつけてサービスを...セゾン自動車火災も展開しています。

 

「ソニー損保」
最高レベルの品質...その原動力は代理店型、
ダイレクト型双方においてトップクラスの
評価をされており、品質の高さは抜群です。

 

自動車保険の品質そのものと言える事故対応で
も、信頼できるマーケティング調査会社のラン
キングで最高レベルの評価を獲得しています。

 

日本を代表するエレクトロニクス企業のソニーのグ
ループ会社というのも、ブランド的に心強いですね。

 

ダイレクト型としては割高...ただし保険料
の設定はダイレクト型としては高めです。

 

代理店型から乗り換えるのであれば安く感じられるでしょ
うが、他のダイレクト型と比べると割高な印象です。

 

事故現場駆けつけサービス...事故現場に駆けつけて支
援・代行するサービスをソニー損保も展開しています。

一括見積りサイトの使い道

代理店型とダイレクト型では、加入手続き
が終了した後はほとんど違いはありません。

 

両者の大きな違いは、加入・更新を検討し申し
込む時に代理店のサポートがあるかないかです。

 

ということは、すでに日新火災海上に加入されて
いるか、検討中で補償プランが決まっているなら
代理店のサポートがなくても問題ないはずです。

 

どうすべきか迷っている方は、ぜひ一
括見積りにチャレンジしてみましょう。

 

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