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自動車保険はこうして生まれた

自動車保険はガソリン自動車が発明・普及されたことを契
機に、1896年にロンドンで初めて販売が始まりました。

 

世界初のガソリン自動車が発明されたのが1876年、
そして1885年にはダイムラーとベンツがそれぞれ
独自に開発した改良型エンジンを積んだガソリン
自動車が発売され、瞬く間に普及していきました。

 

また、当時は産業革命の影響を受けて市民
の生活が発展していき、それにより各種強
制保険も拡張されていった背景があります。

 

このような状況下で自動車保険は生まれたと言われています。

 

現在では当たり前となっている自賠責保険への強制加
入ですが、最初に加入を義務付けたのはノルウェーで、
1912年に自賠責保険加入が強制化されました。

 

その後デンマークやスウェーデン、イギリス、ドイツで自
賠責保険加入は強制化され、日本でもそういった欧米諸国
の実情を受けて1955年に「自動車損害賠償保証法」が施
行され、自賠責保険への強制加入が義務付けられました。

 

その背景には、車の普及に伴い自動車事故が急増し、被
害者に対し加害者からの最低限の補償を実現させて被害
者を救済しようという動きが強まっていったためです。

 

日本で最初の自動車保険を販売したのは東京海上日動の前
身である東京海上で、1914年に自動車保険販売の営業認
可を得たのが日本での自動車保険での始まりとなります。

 

最初は火災保険と同様の考え方で、自動車
という財産を補充するために誕生しました。

 

当時は日本国内の自動車数は1,000台程度しかあ
りませんでしたが、車の所有者のほとんどが加入
したため保険商品として成立していたようです。

 

最初は対物補償として機能していましたが、自動車産
業の発展、また車の普及により交通事故による犠牲者
が増加し対人補償を取り入れるようになりました。

 

そして世界的な強制保険制度の導入に伴い、日本でも自
賠責保険への強制加入が義務付けられたというわけです。

 

高度経済成長期に入ると、車が一家に1台以上が当たり
前の一般消費財として急速に普及していき、それに比例
して自動車保険の加入率も飛躍的に伸びていきました。

 

1998年の保険自由化に伴い通販型・ネット販売型の保
険会社の参入も可能となり、グローバル化に伴う外資
系保険会社の参入も進んだため、現在では様々なタイ
プの自動車保険が販売されるようになりました。

自動車事故の真の原因とは

免許証を手にして、車を運転した時から人は変わることがあります。

 

車を運転しないときは事故を自分から起こしてしまうことはあ
り得ませんが、ひとたびハンドルを握って車を進める側に回る
と、理論上は事故発生率はゼロではなくなってしまいます。

 

そうです、どんなに安全運転をしていても交通事故
を起こす確率はゼロではなくなってしまうのです。

 

当たり前のことですが、考えてみると恐ろしいことです。

 

事故を起こしたくて起こそうとする人はほとんど
いないと思いますし、事故のほとんどはちょっと
した油断が原因で発生してしまうものです。

 

警察のプレス発表を見ているといろいろわかってきます。

 

交通事故の最大の原因というのは、若葉マー
クに起因するドライビングテクニックの未熟
さというのではほとんどないようです。

 

よく初心者が事故を起こしてマスコミなどに採り
上げられていますが、同じくらいかそれ以上に、
ベテランドライバーが人身事故を起こしています。

 

ただ、当たり前のように発生しているから、マスコミ
も意外性とかが無いので採り上げないだけのようです。

 

警察のHPによると、まず安全不確認という
のが一番交通事故の原因として多いです。

 

これは初心者のほうが確認は良くします。

 

自分が免許証を手にした時に、車を発進する時
とか、車を走らせている時にものすごくキョロ
キョロしていたのを思い出せばよくわかります。

 

そして次が前方不注意です。

 

ドライバーは「きちんと前を見て運転していたのになぜだ
ろう?
」と、みんな事故を起こした後に口にするそうです。

 

事故の原因は、
・焦り
・思い込み
・長時間運転
がベスト3だそうです。

 

何か、時間的に余裕がなくて急い
でいる時に人は小走りになります。

 

これを車ですると見落としが多々発生するわけです。

 

視界には入っているが、有効な情報にはなっていないということです。

 

思い込みは経験のあるドライバーの方が引き起こしやす
いようですが、「ここはいつも人通りがないから飛ばし
て大丈夫
」と経験則から思い込みが発生し、払うべき注
意を払わなかったために事故になるという流れですね。

 

同様に長時間運転が挙げられます。

 

16時間以上の運転をすると、ほとんど酒を飲んで
いる飲酒運転と同じような状態になるそうです。

 

よく「高速道路では休みなさい」と言われ
ますが、もっともな事を言っているのです。

 

これらの恐ろしい交通事故は、ちょっとした
個々の余裕と注意で防げるものばかりです。

 

日頃運転するときは、余裕のある運転環境
と万が一の場合の自動車保険により、万全
の体制で臨みたいものだと感じています。

 

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