自動車保険40代

30代までは、自分もしくは配偶者だけが記名被保険者にな
ることが多いので運転者の範囲を本人限定、もしくは本人・
配偶者限定にして保険料を節約することが可能でした。

 

しかし40代になると子どもが免許を取得しだす年齢になるので、今
まで使っていた保険料節約方法が使えなくなることが増えてきます。

 

40代の自動車保険料を安くするために
は、何を意識すれば良いのでしょうか。

 

まず前提として、40代の自動車保険は安いです。

 

ただし子どもが運転するようになると、運転者
範囲と年齢条件を変更せざるを得なくなります。

 

特に18歳〜20歳の子どもを補償範囲に含める場合
には全年齢補償を選択する必要がありますので、
保険料の負担は思ったよりも高くなるでしょう。

年齢/補償範囲

車両保険なし

車両保険あり

(一般型)

本人限定

(30歳以上補償)

29,230円

58,220円

家族限定

(全年齢補償)

64,770円

105,930円

家族限定

(21歳以上補償)

36,180円

77,230円

家族限定

(26歳以上補償)

34,720円

72,930円

家族限定

(30歳以上補償)

29,440円

55,810円

 

30歳以上補償を選択できるなら、本人限定
も家族限定もさほど保険料は変わりません。

 

やはり問題は全年齢補償にした場合ですが、
保険料が2倍程度高くなることが予想されます。

40代ならではの自動車保険の補償内容

40代はいかに高い等級を維持できるか、
等級を上げられるかがポイントとなります。

補償範囲

等級

車両保険なし

車両保険あり

(一般型)

本人限定

(30歳以上補償)

11等級

28,370円

55,640円

家族限定

(全年齢補償)

11等級

64,070円

115,500円

家族限定

(全年齢補償)

20等級

45,630円

98,440円

 

記名被保険者の等級が11等級くらいだと全年齢補
償にするだけで保険料が跳ね上がってしまいます
が、20等級であれば全年齢補償であってもかなり
保険料を抑えられることが見て取れると思います。

 

このときのポイントは20等級を目指すということです。

 

損保会社のデータによると19等級の割引率が約55%、20等級の
割引率は約63%と発表しており、8%もの割引率の差があります。
(※割引率は事故なし等級の場合)

 

また14等級〜19等級の間については、毎年順調に等級が上がっ
ていったとしてもそれぞれ1%ずつしか割引率は上がらないので
すが、20等級になると一気に8%も割引の適用となるのです。

 

したがって、早い段階で20等級まで進めるかが40
代の自動車保険を安くするポイントになってきます。

 

また一部の保険会社では20等級の人に対して、
別途長期優良割引という割引制度を設けています。

 

このような割引制度の適用を受けられるようになれば、さら
に保険料を安価にすることができるのではないでしょうか。

40代の自動車保険見積もり・試算

保険会社

アクサダイレクト

免許の色

ゴールド

使用用途

日常・レジャー

走行距離

5,000〜10,000km

運転者範囲

家族限定

年齢条件

30歳以上補償

対人・対物

無制限

人身傷害保険

3,000万円

搭乗者傷害保険

1,000万円

車両保険

一般型 免責金額:5-10万円

車両保険なし

車両保険あり

車種/等級

17等級

20等級

17等級

20等級

ワゴンR

31,550円

26,230円

47,290円

38,650円

ライフ

30,240円

26,260円

45,780円

38,170円

プリウス

29,670円

24,550円

55,620円

45,180円

クラウン

29,360円

25,270円

60,340円

49,780円

ベンツEクラス

29,340円

25,330円

78,430円

62,450円

BMW3シリーズ

28,760円

25,510円

76,890円

62,470円

 

車両保険を付帯させない場合には、ベンツや
クラウンなどの高級車の保険料が安いです。

 

高級車ゆえに耐久性や走行性が大衆車よりも高く、保険金
を請求されるリスクが低いということに繋がるのでしょう。

 

ただ基本保険料は安いですが、車体価格が高い分、車
両保険を付けると保険料が跳ね上がってしまいます。

 

全体的に見ると車両保険無しの場合で3万円程度となって
いるので、40代もかなり保険料は安いと言えるでしょう。

 

40代以上では、事故や車の買い替えがなけれ
ば保険料の割引率に大きな変化はありません。

 

しかし、2011年の保険制度改革以降は各保険会社が独自
にリスクを細分化し、等級が同じ場合に40代では年齢を
重ねるごとに僅かに保険料がアップする傾向があります。

 

参考までに、40歳・11等級(47%OFF)での各保
険会社の1年間の保険料は下記のようになります。

 

プリウスやセレナの場合、従来の代理店型で10万円台前半、
通販系・共済系で6〜8万円が自動車保険の相場の目安です。

 

初めて保険を契約する場合には6等級(19%OFF)
となるので、下表の約1.5倍の保険料となります。

40歳の年間保険料

プリウス

セレナ

タント

東京海上日動

130,060円

114,990円

84,540円

セコム損保

105,770円

94,930円

69,020円

ソニー損保

70,120円

61,110円

42,980円

チューリッヒ

76,190円

67,520円

53,440円

全労済

75,950円

76,360円

48,700円

JA共済

68,780円

67,640円

50,190円

年齢条件

35歳以上

等級

11等級

運転者範囲

本人・配偶者

対人・対物

無制限

人身傷害保険

5,000万円

搭乗者傷害保険

1,000万円

 

40歳となっても年齢条件35歳以上のままで変化は
なく、保険料が大幅に安くなることはありません。

 

しかし、保険を使用するような事故がなければ等級が上が
り割引率が大きくなり、徐々に保険料も安くなるでしょう。

 

車両保険なし、対人・対物賠償無制限、人身傷害無制限という場
合、30歳以上34歳以下だと4万5千円前後ですが、35歳以上49歳
未満なら4万円前後という感じが保険料の相場となるでしょう。

家族のために契約内容や特約の見直しが多い時期

40代では家族のために人身傷害を増やすとか子供が自転車に
乗るようになり、自転車保険特約を付けるケースがあります。

 

また、子供が16歳になり原付バイクを乗るように
なれば、ファミリーバイク特約を利用できます。

家族で趣味に車を利用する人の場合

40代になると中学生や高校生の子供がいる家庭が少なくないと思います。

 

遠方への外出にも理解がある年頃なので、
家族で出かける機会が増えると言えるでしょう。

 

おもにファミリー用途での利用が増える時期ですが、
どのような自動車保険を選べば良いのでしょうか。

 

車の使用頻度が高くなるこの時期も、
対人賠償・対物賠償は無制限が基本です。

 

自動車の保険料が気になりますが、
必要な補償はしっかりと利用しましょう。

 

そのことから考えると、搭乗者傷害保険
や人身傷害保険も利用したいところです。

 

家族での利用が多くなる時期なのでできるだけ手厚くした
いのですが、必ずしも両方に加入する必要はありません。

 

それぞれメリットが異なりますので、利用状況に
合わせて組み合わせを検討すると良いでしょう。

 

車両保険と代車の費用に関する特約は、
車の状態と使用頻度から検討してください。

40代は事故率が低い世代、保険料がお得になることも

これらのポイントを検討しつつ自動車保険を選ぶと良
いと思いますが、保険料をできるだけ抑えたい方は、
リスク細分型自動車保険を利用すると良いですね。

 

40代は事故率が低い世代ですから、リスク細分型自動車保
険を利用することで保険料がお得になる可能性があります。

 

中には1歳刻みで割引を適用している保険会社もあ
りますので、幅広く見積もりを取ると良いでしょう。

 

また契約をする際は、運転者の年齢条件・範囲の設定を行いましょう。

 

加えて、新車割引・ゴールド免許割引を利
用すれば保険料を抑えることができます。

 

40代は自動車保険を利用する上で有利な歳だと言えます
ので、このメリットを生かすためにはリスクを細分化し
て評価してくれる自動車保険を選ぶことが重要です。

 

自動車保険一括見積りサービスを使い複数の見積りを依頼し
て、自分に合った自動車保険を選んでみてはどうでしょうか。

 

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