保険料の節約テクニック

みなさんは自動車保険選びに迷ったことはありませんか?

 

私は免許取り立ての頃、どこに加入す
べきかとても悩んだことがあります。

 

しかし、近年ではインターネットが
普及し便利な世の中になりました。

 

つまり、ネットを使って自動車保険についていろ
いろと調べることができるようになったわけです。

 

さて、多くの方は代理店やディーラーのアドバイ
ス通りに自動車保険に加入していると思いますが、
自分で補償プランを組めるようになると、今より
も断然保険料を節約できる可能性があります。

 

それ故、おすすめされた保険プランは保険会社の売り上げのた
めに、不要なものまで付帯させられていることがあるからです。

 

実は、自動車保険選びのポイントはたったの2つです。

 

それは保険会社選びと補償プラン選びであり、このコツさ
え掴んでしまえば節約の大半は達成したようなものです。

 

後は一括見積もりを取り、比較検討して気
に入った自動車保険に加入するだけです。

 

「保険料重視か?サービス重視か?」
自動車保険は分別すると2種類あり、安さ
が定評のダイレクト型と、手厚いサービス
に重んじる代理店型に振り分けられます。

 

この双方いずれかを選ぶかが最初の分岐点です。

 

保険料重視の人はダイレクト型がおすすめですし、初
心者やサービス重視の人は代理店型自動車保険のほう
が個々のニーズに叶っているかもしれません。

 

ところで、ネット通販型自動車保険は1997年に日本に根を
下ろす形となり、近年ではCMでもよく目にすると思います。

 

しかし、国内シェアは1割とまだま
だ発展途中だと言わざるを得ません。

 

したがって、大手損保代理店型の方が現在
根強い人気を誇っているのが実情です。

 

「価格重視ならダイレクト系がおすすめ」
とにかく価格で選びたいという人におすす
めなのは、ダイレクト系自動車保険です。

 

・ソニー損保
・SBI損保
・チューリッヒ
・イーデザイン損保
・アクサダイレクト
・セゾン自動車火災
・三井ダイレクト損保
・セコム損保

 

また、代理店型で契約している人はダイレ
クト系自動車保険に乗り換えることで保険
料が大幅に安くなるケースが多いです。

 

特に20代前半のドライバーは保険料がかなり割安になるようです。

 

では、一体どれくらい安くなるのでしょうか。

 

(※知人の協力を得て見積り条件においての保険料を表記しています)

項目 概要
記名被保険者 40歳男性
車種 ストリーム
使用目的 日常・レジャー
運転者範囲 夫婦限定
年齢条件 30歳以上補償
年間走行距離 5,000km以下
免許証の色 ゴールド
ノンフリート等級 18等級
対人・対物 無制限
人身傷害保険 5,000万円
搭乗者傷害保険 1,000万円
車両保険 無し
付帯特約 弁護士費用特約
保険会社 年間保険料
SBI損保 35,380円
セゾン自動車火災 41,180円
ソニー損保 48,340円
東京海上日動 69,770円
AIG損保 73,930円
三井住友海上 77,600円

 

このように、ダイレクト系自動車保
険の方が安価なのは一目瞭然ですね。

 

ダイレクト系自動車保険が安いのはコストカット戦略にあります。

 

@代理店にかかる手数料をカット
自動車保険は基本的に保険会社が直接顧客に販売す
ることはなく、必ず代理店を通して販売されます。

 

例えば、家電などもメーカーではなく量販店
などを通して私たちのもとに届きますよね。

 

考え方としては一致していると思います。

 

そして、代理店が保険販売するごとに
保険会社は手数料を支払っています。

 

簡単に言えばお礼のようなものです。

 

この手数料がかかる分、代理店を通した保険
商品は保険料がどうしても割高になります。

 

これが今までの自動車保険の仕組みだったわ
けですが、この手数料カットを実現したのが
ネット通販型自動車保険というわけです。

 

ネット通販型はインターネットを活用し、ネット
申込で顧客を獲得する仕組みを確立したため、代
理店に手数料を支払う必要がなくなりました。

 

そのため、安い保険料で保険商品を提供できるようになったのです。

 

A外注化を活用し人件費・社内コストをカット
また、ネット通販型は外注化を活用し人件費
や社内コストを徹底的にカットしています。

 

例えば、顧客から事故受付をすると調査員
を派遣することになりますが、多くのダイ
レクト系はこの部分を外注化しています。

 

そして、事故対応拠点を全国の都市部に集
約させることで社員数もカットしています。

 

こうした働きが保険料の低価格を実現しているというわけです。

安い自動車保険は充分に補償されるのか?

安い自動車保険だからこそ充分な補償は受けられる
のか、事故対応はしっかりしているのかと心配にな
る人もいると思いますが、保険料が安いからといっ
てサービス内容が劣るわけではありません。

 

ただし、ネット通販型特有のデメリットを理
解したうえで契約する必要があるでしょう。

 

補償プランの組み立て、事故発生時の保
険会社とのやり取りはずべて自分主導

 

ネット通販型には代理店に見られるような担当者が付きません。

 

そのため、補償プランの組み立てや事故発生時の保
険会社への連絡はすべて自分で行うことになります。

 

特に補償プランの組み立ては間違えると補償が
受けられなくなることにもつながるため、ある
程度の知識が必要になることも事実です。

 

そういった意味では、初心者の人や自動車保
険の知識が乏しい人に関しては、代理店で保
険に加入したほうが無難かもしれません。

 

とは言え、代理店は自社の営業利益のために様
々な特約などを勧めてくるケースもあります。

 

そう考えると、自分で好きなように保険プランを
選べるネット通販型は、本当の意味で無駄が生じ
ない保険を選べるというメリットもあります。

 

短所は長所とも言いますから、ネット通販型もそういっ
たところは両面の性質を持っていると言えるでしょう。

自動車保険 メリット デメリット
代理店型 担当者と信頼関係が築ける 保険料が高い
いろいろと融通が利く 店舗に出向く手間と時間が必要
通販型 保険料が圧倒的に安い 自分主導のため保険の知識が必要
短時間で申し込める ネット環境または通話環境が必須

 

「地方だと事故対応拠点がない可能性もある」
ネット型はコストカットのため、事故
対応拠点を都市部に集約させています。

 

そのため、事故で自分や相手方とのやり取
りは電話連絡になることがほとんどです。

 

大手代理店型の場合は、地方でも事故対応拠点を網羅しています。

 

したがって、地方の人でも保険会社の
担当者と面談できることが多いです。

 

この点でも代理店型自動車保険は安心感があると言えます。

 

もし、「補償プランを自分で選べるか不安...」
「事故発生時の保険会社への連絡も任せたい...」
と感じているなら代理店型自動車保険を推奨します。

代理店型自動車保険の特徴

代理店型自動車保険は保険代理店を通じて
販売される自動車保険のことですが、ほぼ
大手損保の保険と言って間違いありません。

 

日本の9割の自動車保険はこの代理店型の自動車保険です。

 

保険代理店・ディーラー・整備工場など、様々なと
ころが代理店になって保険商品を販売しています。

 

ネット通販型と違い、担当者との対面サー
ビスが受けられることが何よりの特徴です。

 

大手損保だけに会社の力も強く、全国各地に事故対
応拠点があるなど手厚いサポート体制も魅力です。

 

「担当者におすすめプランを任せられる」
代理店型の良いところは、プロの担当者
と対面してサービスが受けられる点です。

 

些細なことでもわからないことがあれば質問できます
し、プロの視点で的確なアドバイスをしてくれます。

 

特に初心者にありがちな、どのような補償プランに
すればいいかや、特約の種類が多すぎてわからない
などの悩みも代理店型なら解消できるはずです。

 

「年齢を重ねるほどネット型との価格差は小さくなる」
代理店型は価格が難点と言われがちですが、実は年齢を重
ねるほどネット型との価格差はそれほど気になりません。

 

例えば、40代の保険料を比較してみると以下のようになります。

項目 概要
記名被保険者 39歳男性
車種 プリウス(新車)
使用目的 日常・レジャー
運転者範囲 家族限定
年齢条件 21歳以上補償
年間走行距離 5,000km〜6,000km
免許証の色 ブルー
ノンフリート等級 16等級
対人・対物 無制限
人身傷害保険 3,000万円
搭乗者傷害保険 1,000万円
車両保険 一般車両型
付帯特約 弁護士費用特約
保険会社 年間保険料
SBI損保 28,910円
三井ダイレクト損保 32,220円
アクサダイレクト 34,770円
ソニー損保 37,820円
イーデザイン損保 38,500円
共栄火災海上 40,870円
あいおいニッセイ同和損保 42,320円
楽天損保 43,830円
損保ジャパン日本興亜 47,250円

 

このように、保険料の格差が小さいことが分かります。

 

自動車保険は年齢が上がるほど安くなるた
め、代理店型でもプランによっては年間5
万円以下に抑えられるものもあります。

 

「近場の事故であれば駆けつけてくれることも」
また、代理店はアフターサービスが手厚いという特徴もあります。

 

例えば、近場での事故であれば現場に駆けつけてくれたり、
カートラブル(バッテリー上がりなど)にも対応してくれ
たりと、車全般に関してお世話になれるのも魅力的です。

 

ただし、どこまでサービスしてくれるかは店舗ごとの温
度差によりますので、その点は留意しておきましょう。

代理店型のデメリットは?

もちろん代理店型にもデメリットはあります。

 

それは2点あります。

 

「@担当者の専門性にはばらつきがある」
代理店型自動車保険は、担当者の専門性は決して均一ではありません。

 

保険代理店にも様々な種類があります。

 

保険販売を専門とするところ、整備工場の片手
間で保険を販売するところなど本当に様々です。

 

当然ですが、専門の保険代理店であれば保険の知識にも
深みがありますが、整備工場など片手間でやっていると
ころは必ずしも保険に精通しているとは限りません。

 

しかも担当者レベルで違うので、代理店型を
選んだのに期待しているサービスが受けられ
なかったということも実際にあります。

 

「Aとにかく保険料が高い」
やはり保険料の高さもネックです。

 

実際に見積もりを取ってみると明確なので
すが、同じ補償内容でもネット通販型より
代理店型の方が圧倒的に保険料が割高です。

 

特に年齢が若いほどその傾向は顕著です。

 

サポートの手厚さに違いはあれど、同じ
補償が受けられるのに高い保険料を払う
のは損と考える人もいるでしょう。

 

特に、自動車保険は掛け捨てなので事故
を起こさなければ使う機会もありません。

 

そう考えると、価格重視で保険を選びた
いという方はネット通販型自動車保険を
選ぶ方が賢い選択かもしれませんね。

 

また、事故対応やロードサービスは保険会社選びでも
重要なポイントの一つですが、これに関して言えば、
ネット通販型も代理店型も大きな違いはありません。

 

「ネット通販型にも現場急行サービスがある」
代理店を通じて保険に加入した場合、事故発生
時に担当者が駆けつけてくれることがあります。

 

実は、ネット通販型にも現場急行サー
ビスを用意しているところはあります。

 

例えば、事故対応満足度で毎年ランキング上
位のソニー損保は、大手警備会社などと提携
して現場急行サービスを用意しています。

 

「ロードサービスはネット型の方が充実度高め」
またレッカー車手配などのロードサービス
は、実はネット型の方が充実しています。

 

代理店型の自動車保険でもロードサービスは付いて
いるのですが、レッカーで運んでもらえる距離の範
囲が狭かったり、制限が多い傾向が強いからです。

 

しかし、事故対応拠点数はやはり代理店型の方が有利です。

 

都市部だけでなく地方にも拠点があるため、
担当者と直接会って相談することができます。

保険会社 拠点数
ソニー損保 25箇所
SBI損保 2箇所(東京・大阪)

おとなの自動車保険
(損保ジャパン日本興亜と連携)

260箇所
三井ダイレクト損保 12箇所
三井住友海上 221箇所
東京海上日動 242箇所
損保ジャパン日本興亜 297箇所

 

ただし、担当者がいるから相手方と揉めにく
くなるかと言えば決してそうではありません。

 

揉めるときは揉める、それが交通事故の賠償問題です。

 

あくまでも安心感、満足度を高めるための
要素であると認識しておいた方が無難です。

補償プランを選ぶ時のポイント

補償プランの選び方については自動車保険に関する知識
が求められますが、ポイントさえ押さえれば必要最低限、
かつしっかりしたプランを選べるようになります。

 

「価格と安心のどちらを取るのか?」
価格を取るのか安心を取るのかでは選び方が変わります。

 

補償プランを充実させれば安心はできますが、当然保
険料は跳ね上がってしまいます。価格を取るのか安心
を取るのか、まずは方針を立てることが重要です。

 

価格を取ると言っても、自動車保険として機
能しないような付け方では意味がありません。

 

最低限の安心を兼ね揃えたおすすめプ
ランの補償プランは以下の通りです。

 

・対人・対物賠償:無制限
・人身傷害保険:〜3,000万円
・搭乗者傷害保険:なし
・車両保険:なし、またはエコノミー型(免責あり)

 

価格重視型でも対人・対物は必ず無制限に設定しましょう。

 

対人・対物賠償も補償金額を設定できま
すが、せいぜい数千円程度しか変わらな
いため無制限にした方がお得です。

 

また、事故で最も怖いのは賠償金の支払いです。

 

例えば、自動車で人を轢いて後遺症を残してしまっ
たり死亡させてしまった場合、また高額なものを壊
してしまった場合(店舗に突っ込むなど)は、多額
の賠償金を請求させられるケースがあります。

 

人身事故の場合は、数千万円の賠償金
が請求されることは珍しくありません。

 

相手に後遺障害が残ってしまうと慰謝料が跳ね
上がるうえ、ケガをしなければ将来得られた収
入(逸失利益)を請求されてしまうからです。

 

いざ事故を起こして、「多額の賠償金を背負い人
生が急転換しました」というわけにはいきません。

 

以下は過去の交通事故による判例です。

対人賠償額 概要
5億843万円 死亡事故・平成23年11月1日・横浜地裁判決
3億7,829万円 後遺障害1級(遷延性意識障害)・平成23年2月18日・名古屋地裁判決
3億6,756万円 後遺障害1級(四肢完全麻痺/呼吸器障害)・平成17年5月17日・名古屋地裁判決
対物賠償額 概要
2億6,135万円 呉服・洋服などの焼失・平成6年7月19日・神戸地裁判決
1億3,450万円 パチンコ店への飛び込み・平成8年7月17日・東京地裁判決
1億2,036万円 線路内でのトラブル・昭和55年年7月18日・福岡地裁判決

 

このように数億円単位の賠償金が請求されることもあります。

 

自分だけでなく相手の人生をも壊しかねないの
で、対人・対物に関しては無制限が鉄則です。

 

「人身傷害保険は3,000万円〜5,000万円」
人身傷害保険は、記名被保険者とその家族が自動車事故
で死傷した場合に保険金を支払ってもらえる保険です。

 

また、家族でなくとも契約の車に搭乗中に事故で
死傷した場合には保険金を支払ってもらえます。

 

前述した対人・対物賠償保険のように高額請求
のリスクから身を守ることも重要ですが、同じ
くらい自分がケガをした時の補償も大切です。

 

人身傷害保険を付けていれば、こちらの過失
割合が高い事故や無保険車との事故、また当
て逃げからも身を守ることができます。

 

価格重視なら高額設定する必要はありませんが、
せめて3,000万円程度は設定しておきたいものです。

 

「搭乗者傷害保険はなしでもOK」
搭乗者傷害も自分の身を守る補償ですが、
人身傷害とかなり重複する部分があります。

 

というより、人身傷害保険があれば最終的には損
害の全額が補償(設定金額まで)されるので、価
格重視なら搭乗者傷害保険は不要だと思います。

 

最低限、人身傷害保険に加入していれば大丈夫です。

 

「車両保険は付帯しない、もしくはエコノミー型に免責を設定する」
車両保険は自損事故や過失割合のある事故を起こした場合
に、自分の車の修理費を補償してくれる保険になりますが、
この車両保険を付けると保険料はかなり高くなります。

 

そのため、価格重視なら車両保険は付
けないという選択肢も考えられます。

 

またはフルカバーはされないものの、盗難や
いたずら、また過失割合のある事故に対応し
てくれるエコノミー型に加入するかです。

 

補償内容重視型のおすすめプランは以下の通りです。

 

・対人・対物賠償:無制限
・人身傷害保険:5,000万円〜無制限
・搭乗者傷害保険:1,000万円
・車両保険:一般型

 

当然ですが、対人・対物は無制限です。
これは価格重視の人と変わりません。

 

「人身傷害保険は5,000万円〜無制限」
充実プランを組むなら人身傷害保険は
手厚い設定にするのがおすすめです。

 

それ故、もし相手から起こされた事故でも自分
に過失割合があるような場合は、損害のすべて
を相手に賠償してもらうことはできません。

 

仮に過失割合が5:5だとすると、半分は自己負担になります。

 

もしそれが後遺障害を負うような事故、もしく
は死亡事故だったとしたら、適正な賠償金が受
け取れず大変なことになってしまいます。

 

相手が無保険の場合や当て逃げ事故に遭っ
た時も、人身傷害保険があれば安心です。

 

さらに記名被保険者とその家族であれば、契約の車
に搭乗していない時に自動車事故や自転車事故でも
補償を受けることができますので、手厚い補償を受
けられるプランにしておいて損はないでしょう。

 

ところで、人身傷害保険を3,000万円から5,000万円まで
上げた場合は年間1,000円アップ、1億円は2,000円アッ
プ、2億円は3,000円アップとなるのが一般的な傾向です。

 

「搭乗者傷害保険は1,000万円から」
充実プランであれば搭乗者傷害に加入するのも良いでしょう。

 

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いは、
保険金が支払われるタイミングです。

 

人身傷害保険は損害の全額が支払われるという
メリットがある半面、損害額が確定しないと保
険金は支払われないデメリットがあります。

 

つまり、治療費などは自己負担になる可能性があるということです。

 

しかし、搭乗者傷害保険は治療のタイミング
で保険金が支払われることもあり、治療費の
足しにできるというメリットがあります。

 

額は少ないですが、一時金としての役
割は十分に果たしてくれるので、治療
中は大変心強い保険となるでしょう。

 

「車両保険は一般型で加入すると安心」
予算に余裕があるなら車両保険は加入したいところです。

 

また、自損事故でも対応してくれるフルカバ
ータイプ(一般型)であればなお安心です。

 

特に新車や高級車のオーナーは加入しておきたい保険でしょう。

 

万が一破損や傷が付いたとしても、
保険で修理できるので安心です。

 

「免責を設定してもOK」
充実プランと言っても、保険料が安
くなるには越したことがありません。

 

その場合は免責を設定するのがおすすめです。

 

免責を設定しておけば自己負担額が発生します
が、補償内容自体が変わるわけではありません。

 

もし保険を使う際には修理代がきちんと支払われます。

 

価格と補償充実のバランスを考える人は、
免責を設定することを考慮しましょう。

付帯すべき特約のおすすめは何か?

基本補償以外にも特約を付けることでより手厚い補
償を受けられるようになりますが、それぞれのライ
フスタイルに合わせて付けることが重要です。

 

「弁護士費用特約」
この特約を付けておけば、事故の被害に遭った
時にもろもろの弁護士費用をすべて保険会社が
負担(上限300万円まで)してくれます。

 

実は、交通事故は弁護士が入ることで賠償金は大きく増額します。

 

交通事故に遭ったら弁護士に依頼しないと
損というくらい増額しますので、被害に遭
ったら必ず弁護士を利用しましょう。

 

その費用を全額補償してくれるわけですから、とても心強い特約です。

 

また、自分が過失ゼロの事故だと自分の
自動車保険は使えないので、交渉はすべ
て自分で行わなければなりません。

 

そうした場合に、この特約がると弁護士
が代わりに交渉してくれるので安心です。

 

自分だけでなく家族にも、そして自転車や歩行中などの
事故でも使えますので押さえておきたい特約の一つです。

 

「対物超過修理費用特約」
事故の時、相手の車に対して支払われる修
理費はその車の時価額が上限になります。

 

年式が古い車や過走行の車などを修理する場合、修理費
がその車の時価額を上回ることがあり、万が一自分の過
失が多い、もしくは100%の事故の場合、修理費と相手
の車の時価額の差額分を請求されることもあります。

 

そのような時にこの対物超過修理費用特約
を付けていれば、その差額分も自信の保険
会社が補償をしてくれるようになります。

 

交渉をスムーズにするためにも付けておいたほうがいい特約です。

 

「レンタカー費用特約」
事故で車を修理に出す期間のレンタカー代を補償してくれる特約です。

 

修理工場が無料代車を持っていればいいの
ですが、なかなか都合よくはいきません。

 

修理の間、車がないと困るという人は
ぜひ付帯しておきたい特約でしょう。

 

「車両全損時諸費用特約」
車両全損時諸費用特約は、車両保険を付けて
いる場合に加入することができる特約です。

 

事故を起こして万が一自分の車が全損とな
り廃車を余儀なくされた場合、どうしても
車の買い替えをしないといけません。

 

しかし、車両保険でカバーされるのはあ
くまでも自分の車両の時価額までです。

 

つまり、同程度の車に買い替えるとして
も車両本体価格分しかカバーされません。

 

車を購入するときには車両本体価格+諸費
用が必要になりますが、諸費用分は自分で
手出しをしなければいけなくなります。

 

そのような時にこの車両全損時諸費用特約に加入し
ていれば、車両保険の保険金額の10%に相当する額
を支払ってもらえますので、これを買い替え時の諸
費用
に充てることができるようになります。

 

「個人賠償責任特約」
個人賠償責任特約は、自動車の事故ではない日
常生活での事故で記名被保険者とその家族が他
人を死傷させてしまったり、物損事故を起こし
てしまった場合などに補償を受けられます。

 

例えば、自転車で相手を死傷させてしまった場合などはもち
ろん、買い物中に商品にぶつかって壊してしまった、飼って
いるペットが他人に噛みついてケガをさせてしまったなど、
あらゆる場合に補償を受けられるようになりますので、付け
ておけばより安心して生活ができるようになる特約です。

 

「範囲が重複する特約に注意する」
特約の中には一つの特約で家族全体をカバーできるものがあります。

 

・人身傷害保険
・弁護士費用特約
・ファミリーバイク特約
・個人賠償責任危険補償特約

 

これらの保険を家族で複数付けるこ
とは保険料の無駄につながります。

 

家族の加入状況も確認しながら、
重複しないように注意しましょう。

保険契約者の口コミを確認するときのコツ

保険会社を決めるにあたり口コミを参考にする
人もいると思いますが、ネット上にある口コミ
はあくまでも参考程度にするのがベターです。

 

人気が高く、利用者の多い保険会社ほど
クレームや悪評の数も多くなってきます。

 

そうしたところも理解したうえで、口コミ
・評判ランキングを見ることが重要です。

 

ただ、ある程度の市場の傾向はつかめると思うの
で、一度目を通しておくことをおすすめします。

 

「複数の評価を見て検討する」
一つの評価だけで保険会社の良し悪しを判断するのは良くありません。

 

プロの目から見ると、悪いレビューや口コミの大半はカ
スタマーの契約内容確認不足であったりするそうです。

 

どれだけ良い保険会社であっても、一定数の
悪い口コミや評判が出ていたりするものです。

 

逆に最近では、良いレビューもお金を払えば買える時代です。

 

良いレビューが複数出ていたとしてもみんなが同
じようなことを言っていたり、それと同数の悪い
レビューが出ているようなら注意が必要です。

 

良い保険会社であれば自ずと各所から良いレビュ
ーが集まるようになっているので、そういった複
数の評価を見ながら検討するようにしましょう。

 

みなさんにお願いしたいのは、自動車保険を選ぶと
きは保険料の比較を必ずしておくということです。

 

同じ補償プランでも保険会社が違えば保険料はガラッと変わります。

 

一番安い保険会社も決まっているわけではな
く、一人ひとりの条件によって変わります。

 

保険のプロは、どの会社が安いかは把握しています。

 

しかし、それでも必ず見積もりを取り保険料を見比べているのです。

 

それだけ、自動車保険は比べてみないとわか
らない分野ということを理解してください。

 

保険料の比較は一括見積りが便利です。

 

希望する条件を入力すれば、その場です
ぐに複数社の見積もりを比較できます。

 

ぜひ一度チャレンジしてみるのをおすすめします。

 

トップページに戻る