損保ジャパン日本興亜の口コミ真相解明!その実態は?
損保ジャパン日本興亜の補償内容には以下のような特徴があります。
・特約の数と種類は代理店型としては平均的だが工夫が見られる。
・代理店型の競合と比べて自動セットされる特約はやや少ない。
・ロードサービスは他社に比べて手薄い。
対人賠償保険 | ・対人臨時費用保険金(15万円) |
---|---|
対物賠償保険 | ・対物全損時修理差額費用特約 |
人身傷害保険 |
・無保険車傷害特約 |
車両保険 |
・車両新価特約 |
ロードサービス |
・レッカーけん引(15万円限度) |
全体の特約等 |
・他車運転特約 |
他社では見られないドライブレコーダーによる事故
発生時の通知等に関する特約と、安心更新サポート
特約、継続うっかり特約の3つは独自性が強いです。
ドライブレコーダーによる事故発生時の通知等
に関する特約には、代理店型では珍しく現場急
行駆けつけサービスが組み込まれています。
自動セットは少ないですから不要な補償を押し付けられる
リスクは低く、補償プラン作成の自由度は高いでしょう。
また、現場急行駆けつけサービスですが、自動車事故の現
場に駆けつけて現場対応を支援・代行するサービスです。
提携している警備保障会社ALSOKの警備員
が駆けつけ、関係各所への連絡、情報収集、
二次被害の防止などを行ってくれます。
2020年現在、同様のサービスを提供しているのは以下の損害保険会社です。
・イーデザイン損保
・セコム損保
・セゾン自動車火災
・ソニー損保
・損保ジャパン日本興亜
・楽天損保
損保ジャパン意外の保険会社は、全ての契
約者に無料でサービスを提供しています。
損害保険会社は大きく代理店型とダイレクト型に分けら
れますが、損保ジャパン日本興亜は代理店型の損保です。
代理店型損保の場合、全国の代理店がユー
ザーの窓口となってサポートしてくれます。
代理店がなく、消費者がネットや電話で損害保
険会社と直接やり取りするダイレクト型に比べ
て顧客への対応は手厚いという特徴があります。
その反面、保険料はダイレクト型より高くなります。
自動車保険の補償内容はどの商品も類似していますが、だ
からこそ、商品の差が出るのはどんな補償があるかよりど
の程度の品質で補償が提供されるかだと思います。
ところで、保険は形のない商品なので、品質
を知ろうとしたら実際に利用した人の評判を
聞いたり口コミを見たりするしかありません。
特に参考になるのが、中立的なマーケティング調
査会社による規模の大きな顧客満足度調査です。
ただ、この種の調査には自作自演やステマや
組織票などのリスクが潜んでいるので、一つ
の結果を鵜呑みにせず複数の調査結果を突き
合わせて判断材料にしたいものです。
自動車保険顧客満足度ランキング
「J.D.パワーの事故対応ランキング」
米国に拠点を置く世界的マーケティング調査会社
J.D.パワーは、自動車保険の事故対応の顧客満足
度調査を毎年実施しランキングを公表しています。
損保ジャパン日本興亜を含めた自動車保険4社を比較しています。
保険会社 | 2019 | 2018 | 2017 |
---|---|---|---|
損保ジャパン日本興亜 | 3位 | 4位 | 4位 |
東京海上日動 | 4位 | 2位 | 2位 |
三井住友海上 | 6位 | 7位 | 6位 |
あいおいニッセイ損保 | 8位 | 9位 | 11位 |
3年分の順位を平均すると、東京海上日動に次いで好評です。
「価格コムの事故対応ランキング」
価格コムも毎年自動車保険の顧客満足度ランキングを発表しています。
保険会社 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
損保ジャパン日本興亜 | 8位 | 6位 | 4位 |
東京海上日動 | 6位 | 5位 | 2位 |
三井住友海上 | 2位 | 2位 | 5位 |
あいおいニッセイ損保 | 8位 | 6位 | 4位 |
J.D.パワーのランキングと比べて4社の順位は混戦模様です。
損保ジャパンは3年通してみると4社の中で下のほうですが、
直近の2020年に順位を上げているので期待できそうです。
「オリコンの事故対応ランキング」
オリコンの調査は部門数が多岐に渡るので、事故対応に
関わりのある3部門の過去3年の順位を表示しています。
損保ジャパン日本興亜 | 2020 | 2019 | 2018 |
---|---|---|---|
事故対応 | 3位 | 3位 | 9位 |
調査・認定結果 | 3位 | 7位 | 9位 |
受取額・支払いスピード | 3位 | 7位 | 10位 |
2020年の順位であれば、事故対応の評価は業界上位と言えます。
国内で圧倒的なシェアを握る4社は何事についても業界
標準と見なすことができますから、4社の中で評価が低
くとも業界全体の中では平均的なレベルと思われます。
そのため、損保ジャパン日本興亜の事故対応力
はまずまず好評で、安心して任せられそうです。
損保ジャパン日本興亜の口コミ評価を確かめる
「安心・満足・良い口コミ」
主人が停車中に後続車から追突される事故に遭いました。一方的に後続車の責任なのに、事故当初、相手の運転手は非を認めなかったのです。相手方の保険会社が損保ジャパン日本興亜で、事故の翌日、すぐさまアポイントを取ってきました。こちらに責任が全くないことや、相手方の態度なども理解していただき、ケガの通院や車の修理についても詳しく説明してもらえました。事故は初めてのことだったし、事故後は主人の体調も良くなかったりしたので、こちらの状況を第一に考えて対応してくれたのはありがたかったです。結局、通院に3ヶ月かかり車の修理にも時間がかかりましたが、仕事面の補償や代車もしっかり出してくれたし、何より連絡をこまめにしていただいたので安心感がありました。やっぱり大手は対応が早くて丁寧だと感じます。
玉突きに巻き込まれたことがあり、その時、代理店担当者⇒警察⇒家族の順に連絡をしました。体はお互いに何ともなかったんですが、3台とも車に損傷があったためドキドキして過ごしていました。一番先に損保ジャパン日本興亜の担当者が見え事情を聞いて下さり、「後は任せてください」と言ってもらえたことには心強く感じました。その日は現場検証を終えて帰宅しましたが、その後は言っていただいた言葉のとおりすべての処理をしてくれ、私は電話連絡での指示に従い車を修理に出しました。代理店の担当者が相手方との連絡などを行ってくれ、本当に助かりました。ネット加入ではなく顔を見て加入することは安心も一緒に買うということなのだなと、事故を起こした時に痛感しましたよ。
割引と特約を上手く組み合わせることで、コストパフォーマンスの高い補償内容に仕上がった。
事故の初期対応が的確で良かった。気が動転していたが親切でしたので落ち着くことができ、その後も相手との示談交渉の途中経過を一つ一つ連絡してくれたのが良かった。
事故の直後から担当者さんは親身になってサポートしてくれました。私自身は弁護士費用特約を付帯しておりませんが、同居の家族が加入していたため、それが使えるので解決まで頑張りましょうと励ましてくれたのです。同居の家族でも弁護士費用特約が使えることは知りませんでしたが、その甲斐あって、事故解決までスムーズにいきました。今後も損保ジャパン日本興亜さんと良い付き合いをしていきたいと思っています。
自損事故で損保ジャパン日本興亜の事故対応を受けました。白線の上でスリップをし反対車線に突っ込みそうだったので、ハンドルを左に切りガードレールにぶつけてしまいました。車は前面を激しくぶつけたのでフロントガラスが割れ、エンジンもかかりませんでした。この際の物損はガードレールと道路標識です。また車が動かないためレッカーを依頼しましたが、オペレーターの対応は的確で質問内容にも答えやすかったため、発生直後にも問題なく対応できました。その後の物損の対応、滞りのない保険金支払い、ストレスフリーで出来た手続きなどすべてが素晴らしかったです。保険会社のサービスとして、オペレーターの質というのが結構重要なのだと感じました。
追突事故を起こしてしまい、損保ジャパン日本興亜にお世話になったことがありました。事故当時、私は初めての経験でどうしていいのか分からず軽いパニック状態になってしまいましたが、損保ジャパン日本興亜の担当者が丁寧な対応をしてくれました。電話で事故の詳細を把握し、私と相手の方との間に入り車の修理費のことや通院費のことなどを的確に処理し、説明までしっかり行ってくれました。激しい事故ではなかったので相手方にケガはなかったのですが、妊婦さんということでしたので、念の為の通院をする回数が多かったんです。事故後、相手のお子さんが無事に産まれるまで保険会社から経過状況の報告の電話が度々ありました。普段は保険料を支払っているだけの感覚でしたが、事故発生から相手方の通院完了までの半年の間、とてもお世話になり、また心から感謝しています。
事故を起こしてしまったとき受付センターへ連絡したのですが、とても丁寧な対応をしてくれた。事故の相手からのクレームもうまく対応してくれたようで、本当に助かりました。
今まで大きな事故に遭ったことはないので事故対応力等は評価できませんが、以前飛び石で車にキズが付いたことがあり、文句なしの対応をしてくれたことがあります。ただ、保険料が高いので維持できるかわからないと思ってるんです。今後は他社へ乗り換える可能性も無きにしも非ずです。
自動車保険としては安くはないですが、事故対応と相手方への交渉力には強みがあると思います。代理店型は担当者次第と言われていますが、そこは自分でしっかり調べて代理店選びをすればよいのではないでしょうか。私の代理店さんはしっかりとサポートしてくれています。安心して任せられる。
一括見積もりで他社と比較したところ、自分の条件に最も合っていて保険料も安かったのでここに決めました。
昨年末、追突事故に遭いました。私は先頭車両だったのですが、車3台の追突事故で、一番後ろの追突してきた車両の運転手方も同じ保険会社に加入していました。同じ会社ということで意味もなく、何だか申し訳ないような気にもなったのですが、同じ会社でも担当者は別できちんと対応してもらいすごく助かりました。自分の加入している保険に通院した場合に生命保険のように一時金が支払われる補償があり、ムチうちで少しだけ通院したのですが、一時金が支払われたのが良かったです。損保ジャパン日本興亜は代理店型の保険会社ですが、通販型の保険料と比べてもあまり金額的には大差がないような気がします。対応にはとても満足しています。
交通事故に関することや契約内容の変更、車の故障などでオペレーターに時々電話しています。電話口の方は丁寧ですし、わかりやすく回答してくれます。これからも利用していきたい自動車保険です。
ディーラーでここの保険会社と契約した者です。対面式だし安心できる。事故は起こしていませんが、更新前には書類を郵送してくれ、その後自宅に来ていろいろな自動車保険についての説明をしてくれます。変更になった点なども丁寧に話してくれますので今のところ満足しています。
保険料は高めですが、いざという時にはその保険料に見合った対応をしてくれます。事故を起こした時には精神的なフォローもあったし、お見舞いにも来てくれたし、通院の日数を巡って相手の保険会社に交渉をしてくれ円満に終了しましたよ。
20等級でゴールド免許なので保険料が安いです。車がパンクした時は自宅まで応急修理を行ってくれ助かりました。ロードサービスは充実していると思いますし、仮に事故の加害者になったとしてもここなら信頼できると判断しているので、毎年継続更新しています。
「不安・不満・残念な口コミ」
先日見積もりを取ったら、会社の付き合いで入ったT社より同条件で2万円以上安かった。T社は団体割引20%と言われたのに、それでこの値段ではぼったくりかと思ってしまう。代理店を通さないデメリットが思いつかないので次はアクサにしたい。
渋滞中に後続車に追突された時の話です。事故後加入している損保ジャパン日本興亜に連絡すると、事故現場の状況を私に聞かないのでどうして聞かないのか?と尋ねると、「加害者と加害者契約の保険会社担当者から状況は伺っていますので大丈夫です」と言われました。結果的に8:2で私は保険を使う羽目になってしまい、何とも不愉快な対応だと思いました。三大メガ損保が聞いて呆れる。
事故の担当者が示談を行うために時間がかかり過ぎた上、示談書の形式を自分にこういった形式で示談書を提出するという旨の連絡がなく勝手に示談書を作成し、相手に示談書を書かせた。早く示談成立という目的よりも、甲乙の加害者と被害者に使われる区別をするためのものですが、被害者である私が本来乙になるべきところ、相手の加害者に丸め込まれたのか相手の保険会社のAIG損保に丸め込まれたのか把握できませんが、私が甲の扱いになって事務処理されたことは名誉的に不満。
コンビニの駐車場でバックしてきた車に当てられ、こちらに非はなく10:0のはずが8:2にされそう。明らかに相手の主張に不審点があるのに、調査せず言い返さず主張もしない。しまいには3年で時効なので弁護士立てたほうがいいという始末。呆れた自動車保険である。
自営業者である私ですが、交通事故の被害者となりケガを負ってしまいました。治療期間は店舗を一時的に閉店せざるを得なくなり、予約もすべてキャンセルという事態になりました。もちろん店は閉まっていますから売り上げはありません。しかし人件費や経費の支払いは待ったなしです。相手の保険会社損保ジャパンにその切実な状況を話すと、確定申告の個人所得をもとに補償すると言ってきて、営業上の収支は全く無視された。休業補償の話をしても聞く耳持たなかった。現在弁護士に相談中です。
加入者です。9:1の過失割合で対応をしてくれましたが、途中経過の報告が一切なく心配になり連絡すると「もう話はつきましたので、保険を使うか現金を払うか決めて下さい」と言ってきた。そちらの都合ばかりで身勝手だと思ったので解約しました。今はAIG損保です。
新車購入のタイミングで日産のディーラーに勧められて入った保険会社ですが、保険料の高さが目立ちました。ですが、事故は起こしてなく3年継続しています。つまり保険は使っていません。日産で働く友人には、いざという時に頼りになるからやめないほうがいいと言われていますが、年間保険料12万円は大きな出費なので他社を検討中。
事故の被害者である私の車の修理費で相手方の日本興亜と揉めました。実際にかかった費用が230,000円なのに対し、150,000円しか支払ってくれなくて激怒しました。事故で起きた修理箇所が不透明とのこと。事前に調べたのではないのか?結果的に全額もらったが、どうしようもない会社という印象が深く残ってしまった事故体験でした。
保険期間中に事故に遭い、相手方の自動車保険とこちら側の自動車保険共に損保ジャパン日本興亜だったので話し合いがスムーズに行くかと思ったが、全く話がまとまらず、当事者同士の示談になった。結局自分で修理したので等級は下がらなかったが、きちんと交渉ができない自動車保険なんて意味がないので更新時に乗り換えます。
追突事故に巻き込まれ病院に行くと、むち打ちと手首の骨挫傷と診断されました。相手の保険会社である損保ジャパン日本興亜の担当者は、最初から被害者である私に圧力をかけてきた。私の状態は手首のギブス固定中だというのに、主治医に会社の医療スタッフが話を聞きに行くと同意を求められました。しかし私は拒否したのです。医療スタッフとは名ばかりで、通院を打ち切りにする口実だったのでしょう。恐ろしい会社である。
友人の車で事故に遭ったときのことです。事故直後は何ともなかったんですが、数日経ってから頭がぼーっとしたり、痛い気がすると損保ジャパン日本興亜の担当者に言ったら、「時間も経っていますし、気のせいではないでしょうか」と言われてしまった。あまり時間をかけたくないのは分かりますし、失言に気づいたのか謝ってはくれましたが、気分のいい担当者ではなかったです。携帯に電話してくださいと言っているのに、少し出なかっただけで会社には電話してくるし、こちらの都合を考えてはくれませんでした。私用電話は注意されるので携帯にと言っているのに。
経営状況・業績
損保ジャパン日本興亜の決算データを基に、ここ3年の業績を調べました。
社名 | 損害保険ジャパン株式会社 |
---|---|
設立日 | 1888年 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿一丁目26-1 |
主要株主 | SONPOホールディングス |
経営の健全性 | ソルベンシーマージン比率:722.2% |
格付け情報:A+(S&P) |
|
売上高 |
2016年:2,165,694百万円 |
収益 |
2016年:164,401百万円 |
損保ジャパンは日本興亜損保と合併を果たした201
4年度以来売上高で業界トップと続けてきましたが、
2018年度に東京海上日動に逆転を許しました。
とは言え、売上高・収益とも巨大で、かつソルベ
ンシーマージン比率や企業格付けも良好ですから、
加入するにあたって不安材料はないでしょう。
新規加入?継続更新?
やはり代理店型はダイレクト型に比べると、かな
り保険料が高額になってしまうのは否めません。
サービス自体は充実していて良いものとは思いますが、
価格がネックになるという人は少なくないでしょう。
しかし、長年培ってきた損保ノウハウと信頼性の
高い代理店を置くことで、いざという時に強い味
方になってくれるという安心感があります。
また、基本補償から外す形で保険料を低くする方向
からの特約を理解していないと、ウェブ見積りだけ
でさらに高い印象を与えてしまうかもしれません。
とは言え、高いなりに充実したサービスもあります
から、一括見積りの候補に入れても良いと思います。
損保ジャパン日本興亜は、2014年9月に損保ジャパ
ンと日本興亜損保が合併して誕生した保険会社です。
取り扱っている自動車保険は「THEクルマの保険」となります。
保険料は高いものの事故対応や初期対応がスピーディー
なため、初めて自動車保険に加入する方でも安心です。
また、事故対応力の強化を図るため高性能なド
ライブレコーダーを活用したドラレコ特約を提
供するなど、損保ジャパン日本興亜ならではの
ユニークなサービスが魅力となっています。
損保ジャパンの顧客対応や事故対応の評価は割れる
ところですが、合併してからまだ数年しか経過して
いないことを加味すると、損保ジャパン日本興亜の
悪評はあまり深刻に捉える必要はなさそうです。
とは言え、今後の損保ジャパン日本興亜の動
向に注目しながら、他社が提供する自動車保
険と十分に比較することをおすすめします。
主な補償内容 |
|
---|---|
相手への補償 |
・対人賠償保険(対人臨時費用保険金含む) |
けがの補償 |
・人身傷害保険 |
車の補償 |
・車両保険:ワイドカバー型(一般条件) |
自動車付帯の補償 |
・ロードアシスタンス特約 |
補償内容としては、充実の補償ということ
で4つの基本補償がセットされています。
相手方への賠償として対人・対物賠償もごく一
般的なものですが、基本内容としては十分です。
それにプラスして、対人賠償の方には「対人臨時費用
保険金」という事故の相手方が死亡した場合は、対人
賠償保険金に加えて15万円を対人臨時費用保険金とし
て支払われるというサービスもセットされていますの
で、いろいろ物入りな時期には心強いかと思います。
対物賠償の方も基本補償の内容的には一般的なものです。
特約の「対物全損時修理差額費用特約」は、相手の
車の修理費が時価額を超えた場合、契約者が負担し
た実費に対し50万円を限度に保険金を支払うという
補償です(所定の条件を満たす必要あり)。
ところで特約というと、標準装備の補償に上乗せ
するオプション契約のようなイメージですが、同
商品の車両保険では、標準装備の車両保険(一般
条件)でいうフルカバーの状態になっています。
そこから不要だと思うものを対象外に指定するとい
う形を取りますので、「なんか見積もりが高い」等
と感じたら車両保険の内容を確認してみましょう。
事故対応 |
|
---|---|
初期対応受付時間 |
・事故受付は24時間365日 |
初期対応の内容 |
「被保険者への対応」 |
インターネット事故受付 | ・有り |
事故対応体制 |
・24時間初期対応サービス |
事故相談サービス |
・交通事故で被害に遭い自分で相手と交渉する場合、過失の |
保険金請求書省略サービス |
・保険金を請求する場合、保険金請求 |
サポート体制・サービス |
・事故対応拠点:300のネットワーク |
「万全の事故・故障対応、先進のサービス、充実の補償」を
謳い文句にしているだけあって、事故発生時24時間365日途
切れない24時間初動対応サービスは大きな安心要因です。
業界最高水準を謳っているだけに、契約者サイドだけでな
く事故時の相手方に対しても事故受付の連絡や病院への連
絡の他、相手方が日本語を話せない場合にも事故サポート
センターが通訳者を通じて対応可能にしています。
英語に始まり、中国語、スペイン語、ポルトガル語、
韓国語と、なかなか他では見かけないサービスです。
損保ジャパン日本興亜は初期対応
に力を入れている保険会社です。
また、迅速な事故対応を実現するために、高性能
なドライブレコーダーを使ったドライビング!サ
ービス、カーナビ機能も搭載されているアプリポ
ータブルスマイリングロードを提供しています。
事故に遭った時はつい慌ててしまうものですが、この2
つのサービスを上手に活用することで、損保ジャパン日
本興亜とスムーズにやり取りをすることが可能です。
主なロードサービス |
|
---|---|
サポート拠点 | ・全国13,000箇所 |
車へのサポート |
・レッカーけん引(会社指定の最寄りの修理工場までの運搬 |
人へのサービス |
・宿泊費用保険金(1事故1被保険者につき1万円程度) |
但し書きによれば15万円に相当するレッカーけん引距離は
約180kmとのことなので、他社でよく見られる50kmまで、
30kmまでに比べるとかなりの距離を移動できるようです。
損保ジャパン日本興亜のロードサービスは
それほど充実しているわけではありません。
ただし、ロードアシスタンス運搬搬送費用特約、
事故・故障時代車費用特約を任意で付帯すると
サービスの内容を手厚くすることができます。
保険料・割引 |
|
---|---|
走行距離区分 | ・走行距離による割引なし |
割引 |
・運転者の限定、年齢条件 |
公式サイトではインターネット割引は大きく表示されて
いますが、他に割引として挙げられているのが、いわゆ
るセカンドカー割引に当たる「複数所有新規割引」とな
っており、一見すると割引が少ない印象を受けます。
しかし他社では割引として挙げられているゴールド免許割引、保
険証券不発行割引に当たるものがある(保険料設定条件の中で)
にもかかわらず、割引という表現になっていないので、見る人に
よってはその部分の割引がないかのように映るでしょう。
「見積りシミュレーション」
見積り条件 |
|
---|---|
車種 | フィット |
使用目的 | 日常・レジャー |
年齢 | 21歳〜25歳、26歳〜29歳、30歳以上 |
運転者 | 本人限定 |
免許証 | ゴールド |
プラン | A:車両保険なし | B:車両保険(一般あり) |
---|---|---|
保険料(一時払い) |
21歳以上:116,570円 |
21歳以上:150,930円 |
割引 | ゴールド免許割引 | |
車の補償 |
車両保険:120万円 |
|
相手への補償 |
対人賠償保険:無制限 |
|
けがの補償 |
人身傷害補償保険:3,000万円 |
まず、走行距離区分による区分があ
りませんので割引は比較できません。
ウェブ見積もりでは大きめの補償が標準で付
いてしまうため、最低限の補償内容での保険
料計算がなかなかしずらいイメージです。
また車両保険ありの一般を選択すると、単独事故、当て
逃げの補償が自動で付帯して手厚くなってしまうので、
そちらの補償を外した車対車限定で比較しています。
どちらも自動で盗難補償が付いてしまい、これは
ウェブ見積もりでは外すことができませんでした。
さらに無保険車傷害保険が無制限以外選べ
ず、補償が手厚いのは安心なのですが、細
かい費用の調整ができないのも難点です。
比較して他社に乗り換えもあり
長い社名で話題になった会社ですが、自動車保険
についてはどんな強みを持っているのでしょうか。
日本最大の損害保険会社ということもあり、
拠点数が多いことが一番の魅力でしょう。
拠点数が多いと万が一の時に対応スピードが早くなるので、
解決までがスムーズになるというメリットがあります。
事故対応は迅速かつ丁寧で、その実績も申し分ありません。
さて保険の中身ですが、対人・対物賠償保険、人身
傷害保険、車両保険の4つの基本補償が軸となります。
運転者自身や家族の補償が手厚く、年間100万件の
事故対応実績と質の高いロードサービスが特徴です。
また損保ジャパン日本興亜口コミを見ます
と、保険料に関する低評価が目立ちます。
代理店型ですから仕方ありませんが、保険料を安くし
たい人にとっては慎重な判断が必要になるでしょう。
他社と比較するのであれば、東京海上や三井
住友海上を含めて一括見積もりで比べると、
一目瞭然に金額の差がわかると思います。
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